ボディビルダーはもちろん、ウエイトトレーニング愛好家や、一般男性でも「デカくなりたい!」と一度は思ったことがあるに違いない。体重が競技のパフォーマンスに直結するコンタクトスポーツのアスリートも同様ではないだろうか。そこで日本ボディビル選手権において最高位2位まで登り詰めた、ボディビル界の美食ビルダーでもある須山翔太郎選手に、自身が行ったバルクアップの食事法を聞いてみた。体重が増えにくいトレーニーや、これから身体を大きくしたいアスリートはぜひ参考にしていただきたい。

ボディビルのカリスマが体重を90㎏まで増やした食事法「肉を1日960g」
(画像=『FITNESS LOVE』より 引用)

■須山翔太郎選手のバルクアップ法
・体重の変化
58kg→82kg(15歳~22歳)、86㎏→90㎏(26歳、29歳)
・一番体重を増やした期間の1日の食事とサプリメントの摂取法
2005年から2006年ころに1日に肉を960g、米を1400gというのが一番食べていた記憶です。プロテインは何g取っていたか覚えていませんがトレーニング後だけだったと思います。その他サプリメントはBCAA、グルタミン、クレアチンを摂っていました。食事についてはカロリー設定やPFCバランスは特に考えず、身体の反応を見ながら、決めた量をひたすら食べていました。増量はうっすら腹筋が見える程度までにして、腹筋が消えるほどは増やさないように注意していました。サプリメントについても身体の反応を見ながら決めた量を摂取。具体的にはウエイトゲイン70g程度、プロテイン50g程度をトレーニング中盤から後半にかけて飲んでいました。他にはプロテイン50gを間食で1回です。
・初心者へのアドバイス
オフは絞れた状態でいるより、ある程度体重を乗せて高重量のトレーニングをしてみて下さい。でも、体重増=バルクアップではありませんので、その点は勘違いしないようにしていただきたいです。
取材:FITNESS LOVE編集部