ジメジメした日々が続く6月10日(土)、千葉県南房の洲崎北港へ上物釣行した。深夜から朝マズメにかけて狙い、尾長メジナに加えて58.5cmコロダイも登場した釣行をレポートする。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)
洲崎北港でフカセ釣り
台風3号の接近と梅雨前線の影響で日中は雨の予報だったが、深夜から明け方までは曇り。朝マヅメをメインで現地へ向かう。
深夜に到着すると、風が弱く、ウネリも多少入って入るが、思ったよりもナギの様子。暗いので安全な港内がいいと思い、洲崎北港へ。

釣行開始も低活性
この日は朝マヅメまでの短時間釣行なので、コマセはオキアミ3kgとマルキユーの爆寄せグレ1袋を準備。付けエサに生オキアミ。電気ウキ・LFスマートを使った半遊動仕掛けで、タナ3ヒロで始める。
風が弱く、釣りやすい。コマセが効いてくるとチャンスありと思いながら辛抱強く待っているが、付けエサは残ったまま。前日までの雨風の影響で水温が低下し、魚の活性が極めて低いと予想して、沈み根周辺に狙いを変更する。

30cm級尾長メジナ登場
下げ潮になっているので、潮が少しずつ動き始めた。仕掛けを張り気味に狙っていると、ウキがユラユラと消えていったので、ひと呼吸おいてから大きくアワせる。
竿がグイッと曲がり、スピード感のある引き込みに良型を確信。沖に向かって走り出そうとする魚を止めて距離を詰めると、メジナの姿が確認できた。ハリスが細いので慎重にタモに誘導。取り込んだのは30cm級尾長メジナだった。

58.5cmコロダイ登場!
時合いを意識して次を狙う。相変わらずエサ取りが少ないので、ウキの周囲にコマセをパラパラ撒いて本命からのアタリを待つが反応はない。こんなときは大型魚がヒットする可能性があるので、ミチイト4号、ハリス6号の太仕掛けに変更して襲来に備える。
少し遠投して深めのタナを狙っていると、ウキがスルスルと海中に消えた。アワせると、一瞬で沖まで疾走する魚がヒット。強引に竿を立てて疾走を食い止めようとするが、ミチイトが20mくらい引きずり出される。それでも強引に走りを止めて巻き始めると、魚も弱ってきた様子で近くに寄ってくる。
しばらくすると、海面に大きな波紋を上げながら大型魚が浮上。完全に弱ったことを確認してタモ入れする。重量感のあるタモの中を確認すると、肉付きのいい58.5cmコロダイだった。