福岡の玄界灘では、イサキのシーズンが終盤を迎え、ケンサキイカとタチウオのシーズンが最盛期へ突入していく。今回は、エル・クルーズの現役船長である岩室拓弥氏に最近の釣果について伺ってみた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

現役船長が徹底解説【玄界灘のイサキSLJとケンサキイカのシーズンについて】

イサキ・ケンサキイカが好調

前回の記事では、今年はどのターゲットも好釣果が続いているとお伝えしていたが、当記事を執筆している現在(6月5日)も連日のように釣果に恵まれている。

この時期、当船ではイサキをメインにケンサキイカなどを楽しむことが多いが、イサキは連日好釣果が続き、ケンサキイカも昼・夜問わずに安定した釣果となっている。

現役船長が徹底解説【玄界灘のイサキSLJとケンサキイカのシーズンについて】イカメタルも好調(提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

特に今年のイサキは当たり年で、過去5年間と比べても1、2番を争う手応え。6月3日の釣行では船中で100尾近くの釣果となり、今季の最多記録をマークすることができた。

イサキは終盤戦に突入

そして、イサキはいよいよ終盤戦に突入していく。例年イサキは6月いっぱいまでには大方の個体が産卵を終える。

7月に入ってもまだまだ狙うことはできるが、アフターの個体となるので食味がガクンと落ちてしまうので、当船でイサキSLJを楽しむのは基本6月いっぱいまでとしている。

6月5日現在ではすでに1回目の産卵を終えた個体も目立ち始めたので、もしかするとシーズン終了のタイミングは早まるかもしれないという懸念はあるが、例年で考えれば本紙が発売されるタイミングが最盛期ギリギリといったところだろうか。

これをすぎるとアフターの個体も目立ち始め、釣果も下降気味となってくるので、まだ釣行が叶っていない方や最後にもう一度……という方は、ぜひ、このタイミングでの釣行をおすすめする。

現役船長が徹底解説【玄界灘のイサキSLJとケンサキイカのシーズンについて】イサキはシーズン終盤(提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

ケンサキイカとタチウオはこれからが本番

イサキと併せて今シーズン好調なケンサキイカは、すでに早い段階から最盛期を彷彿とさせる釣れ方でアングラーを盛り上げてくれており、夏の風物詩であるケンサキイカとタチウオはこれからさらに期待できるシーズンとなる。

現役船長が徹底解説【玄界灘のイサキSLJとケンサキイカのシーズンについて】夜焚きイカも調子が良い(提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

どちらもお盆までは十分に楽しめるターゲットで、ピークは例年6月中旬頃から7月いっぱい。初心者でも気軽に楽しめるターゲットなので今後さらなる上向きを期待しつつこれからの季節も楽しんでいきたいと思う。

現役船長が徹底解説【玄界灘のイサキSLJとケンサキイカのシーズンについて】タチウオも釣れている(提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

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<週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥/TSURINEWS編>

 

エル・クルーズ

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博多湾シーバスゲーム~タチウオ、近海ジギング・SLJなどバリエーション豊富なルアー船。釣り方レクチャーも的確で丁寧です。

この記事は『週刊つりニュース西部版』2023年6月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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