世界的アウトドアメーカーである「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」や、1994年の設立以来ストリートブランドの代表格として知られている「シュプリーム(Supreme)」などを傘下に収める大手アパレルメーカー、VFコーポレーション(VF Corporation)が、新CEO(会長兼社長兼最高経営責任者)にブラッケン・ダレル(Bracken Darrell)氏を任命したと発表した。

VFコーポレーションは1899年に米国で設立。現在では「シュプリーム」「ザ・ノース・フェイス」の他に、「ヴァンズ(VANS)」や「ティンバーランド(Timberland)」といったブランドも吸収し、シューズ分野へもポートフォリオを拡大させている。

ダレル氏は、2013年に米国のハードウェア・ソフトウェアメーカーであるロジテック・インターナショナル(Logitech International)の社長兼CEOに就任、その後約10年間にわたって同職を務めていた。

VFコーポレーションでは、2022年12月にCEOとして約6年間活躍したスティーブ・レンドル(Steve Rendle)氏が退任して以来、取締役会の筆頭独立取締役であるベンノ・ドーレ(Benno Dorer)氏が暫定社長兼CEOを、暫定会長をリチャード・カルッチ(Richard Carucci)取締役が務めていた。しかし今回の発表により、7月17日付けでダレル氏が新CEOに就任し、カルッチ取締役は正式な会長を、ドーレ氏は引き続き同社の役員を務めることが明らかになった。

文・RisakoUeta/提供元・SEVENTIE TWO

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