1961年の映画「ティファニーで朝食を」で有名な建物は、2019年から改修作業に入り、今年4月28日に再オープンした。改装にかけた費用は少なくとも2.5億ドルとも言われている。1940年に移転して以来の全面改装は、建築家のピーター・マリノ氏がインテリア・アーキテクチャーを、重松象平氏がパートナーを務める建築事務所OMA NYが、建物の主要部分のリノベーションや、屋上部分の増築などを手がけた。

生まれ変わった店は「ランドマーク」(The Landmark)と名付けられ、店内には1837年創業の高級宝飾ブランドの歴史を体感する工夫が随所に施されている。