目次
フリーランスエージェントを活用するメリット
フリーランスエージェントを活用するデメリット
フリーランスエージェントを活用するメリット
フリーランスは、基本的にひとりで事業を運営する働き方です。しかし、エージェントを活用すると大きなメリットが得られるのも事実で、とくにIT系フリーランスとエージェントは切っても切れない関係にあります。
ここでは、フリーランスエージェントを活用するメリットを解説します。
メリット1. 案件獲得の可能性が上がる
ひとりで活躍するフリーランスももちろんいますが、懸念になってくるのは案件獲得の難しさです。実力はあっても、とくに個人で大手企業の案件に参入するのは難しいのが現状です。
しかし、エージェント会社が自社の信用力を活かして大手企業から案件を引っ張ってきてくれるので、フリーランスは大きな案件にも簡単にアクセスできるようになります。そのため、高単価で規模の大きな案件に関わるチャンスが増します。
メリット2. 交渉や契約後のサポートを依頼できる
フリーランスは、単に作業だけこなせればいいわけではありません。クライアントと条件面を交渉し、契約をしたうえで、業務中の事務や経理などもひとりでまかなう必要があります。
これはエージェントにもよりますが、こうした「本業以外」に発生する細かな雑務をサポートしてくれるエージェントは多いです。クライアントとの打ち合わせへの同席や条件調整、就業中のアフターフォローなども引き受けてくれます。
メリット3. 福利厚生を利用できる
フリーランス最大の弱点といわれることが多いのが「福利厚生」の不足。会社員に比べて社会保障や各種優待が貧弱で、万が一の際に苦労するケースも珍しくありません。
一方、エージェントを利用すれば、業務遂行中は民間保険に無料(または有利な条件)で加入できたり、さまざまなサービスや施設の利用料が割引になったりと、会社員に近い福利厚生を手に入れられることも多いです。
フリーランスエージェントを活用するデメリット
ひとりで働くフリーランスにとってエージェントは強力な味方ですが、残念ながらメリットばかりではありません。
ここでは、フリーランスエージェントを活用するデメリットにも触れていきます。
デメリット1. 手取りの報酬額が減る
エージェント会社は、基本的に企業からフリーランスへ支払われる報酬から10~30%程度をマージンとして受け取り、収益を上げています。つまり、エージェントを使えば、企業と直接契約した場合に手に入る報酬から手取り額が減少することになります。
さらに、エージェントを介して知り合った会社と、エージェントを経由しないで契約することは規約違反になるケースがほとんど。手取り額の低下は避けられないでしょう。
つまり、自分ひとりで安定して案件を引っ張ってこれるフリーランスエンジニアは、エージェントを使わないほうがお得といえます。
デメリット2. エージェント探しが面倒
就職さえすれば法律で定められた最低限の社会保障を得られるのが会社員ですが、エージェントの提供するサービスは大きく異なります。そのため、フリーランスは無数にあるエージェントサービスのなかから、自分に最適なものを探さなければならないのです。
本記事でも触れたように、同じエージェントサービスでも特徴はさまざま。本記事のような比較記事や、実際のサービス利用体験記などを読み、効率よくエージェントを探すことをおすすめします。
デメリット3. エージェントを使っても案件が獲得できるとは限らない
サービスによりけりですが、基本的にエージェントはフリーランスが案件を獲得できるよう全力でサポートしてくれるはずです。しかし、残念ながら案件獲得に至らないケースがあるのも事実。場合によっては、「何社もエージェントを使っているのに全然案件が決まらない……」という可能性もあります。
案件が獲得できない要因は「フリーランスとしてのスキルが足りていない」「実務経験が不足している」「スキルと求める条件に差がある」「エージェントの強みと自身の強みがマッチしていない」などさまざま考えられますが、エージェントを利用しても案件が獲得できない可能性があることは頭に入れておきましょう。