スポーツくじはインターネットから購入されることが多く、2021年度は全体の約8割を占めた。高額当せんが出たことをアピールする売り場は多いが、ネットと売り場ではどちらのほうが当たりやすいのだろうか。

1等が当たる確率は?

まずは1等の当せん確率を見てみよう。スポーツくじ公式サイトによると、理論値としての確率は以下の通りだ。「数百万分の一」「数千万分の一」など当たる確率はかなり低いことが分かる。

【1等の当せん確率(理論値)】
1等の当せん確率
toto 159万4,323分の1(約0.000063%)
mini toto 243分の1(約0.41%)
toto GOAL 3 4,096分の1(約0.024%)
BIG 478万2,969分の1(約0.000021%)
MEGA BIG 1,677万7,216分の1(約0.0000060%)
100円BIG 478万2,969分の1(約0.000021%)
BIG1000 17万7,147分の1(約0.00056%)
mini BIG 1万9,683分の1(約0.0051%)

なお、スポーツくじの還元率は全体で50%以下になるように法令で定められており、理論的にいえば購入額の半分を失うことになる。スポーツくじは、あくまでレジャーとして楽しみたい。

ネットvs売り場、どっちが当せんしやすい?

では、ネットと売り場ではどちらのほうが当せんしやすいのだろうか。

【1等の当せん確率(2021年度実績)】
ネット 売り場 当せん確率が高かったのは?
toto 0.00807% 0.00935% 売り場
mini toto(A組) 4.10925% 4.54659% 売り場
mini toto(B組) 9.52970% 10.00737% 売り場
toto GOAL 3 0.54368% 0.51849% ネット
BIG 0.00026% 0.00020% ネット
MEGA BIG 0.00010% 0.00005% ネット
100円BIG 0.00030% 0.00016% ネット
BIG1000 0.00276% 0.00298% 売り場
mini BIG 0.02356% 0.02598% 売り場

「日本スポーツ振興センター 販売・投票概況集計(2021年度)」によると、1等の当せん確率はネットと売り場では大きな差は見られず、いずれもほぼ同水準だ。購入手段はどちらを選んでもよいだろう。

当たった場合の注意点

高額当せんしたら注意したいことがある。確認しておこう。