MINI次期型において、伝統的ハッチバックはフルエレクトリックと燃焼系モデルで構成され、両モデルに異なる出力が用意される。今回は、ボンネットの下にガソリンエンジンを搭載した、3ドアのより強力なバージョンである「クーパー S 」を紹介しよう。

ニュルで捉えたプロトタイプは、MINIお得意の黒と黄色の迷彩塗装でカモフラージュされている。旧モデルと比較すると、円形LEDデイタイムランニングライトを備えた新ヘッドライトを装備、ボンネットの上にはアグレッシブなラインを配置している。

足回りにシルバーとブラックのスポークを備えたホイールセットを装着、追加のエアインテークや、より大きなグリル開口部を含むフロントパネルが見てとれ、リアエンドでは、ルーフから伸びる大型スポイラーを装備している。注目は、バンパーには極太のセンターエキゾーストパイプがインストールされていることだろう。ただし、これはまだ未完成とみられ、最終的にこのレイアウトが採用されるかは不明だ。LEDテールライトは、カモフラージュされているが、最終的にはクラスターが新設計された三角形の形状になることが判明している。

現行型パワートレインは、2.0L直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力は189psを発揮。2018年のフェイスリフト後、6速マニュアルギアボックスまたは7速デュアルクラッチオートマチックのいずれかを介して前輪に伝達されるシステムが採用されている。次世代型のクーパーSでは、ほぼ確実に何らかの電動サポートを受けるため、最高出力は200psを超えてくる可能性があるだろう。

ガソリンエンジンを搭載する最後のクーパーSのワールドプレミアは、2023年内と予想され、最強「JCW」が市場に出るまで最もエキサイティングなMINIモデルとして君臨する。

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB

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