小型と大型の挙動を考える

メバルは何年も生きる魚で、1年に成長は4cmくらいらしい。すなわち私の言う小型も大型も釣れる魚はある程度の年齢にあるし、群れの中で生存競争や新陳代謝は起こっていないはずだが、なぜ前半小型ばかり、後半大型多しという釣れ方の傾向が出たのか?

――推測はできる。おそらく前半に食ってきた小型は、プランクトンパターンで、好奇心旺盛な学習していない魚なのだろう。後半の大型は、シーズン中盤以降の学習個体だ。暖かくなるにつれ湧いてきたベイトフィッシュを追って、捕食をスタートしたものと思われる。

前半のメバルはレンジを深くすれば大型になったかもしれないが、実際、そうした釣り方もしたが釣れなかったので、こんな推測をしたとてどうしたものか……、という感じもする。

個人的発見は「真冬のボトム」

1月あたりのパターンとして、真冬のボトムで大型メバルという釣り方を見つけることができた。ただ、私が打ったのはせいぜい3m程度の浅場。今後研究の必要がある。そのためには、重いものを打てるニューロッドが必要。来季はメバリングが忙しくなってきそうだ。

大阪湾のメバルシーズンがいよいよ終了 「終盤の5月は良型ばかりが異常に釣れた」真冬のボトムで大きなメバル(提供:TSURINEWSライター井上海生)

それにしても台風は本当に嫌だったな……これも自然相手の遊びならではだが。ところでこの冬、「どうしたの?」と心配になるくらいカサゴが釣れていない。個体数減なのか。

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<井上海生/TSURINEWSライター>

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