比較的小規模なコミュニティーから始まったイベントだが、近年お祭り騒ぎと化したLGBTQイベントやレインボーカラー人気にあやかったグッズが増える中でも形骸化せず、プライド運動の本来のメッセージを色濃く反映していた。参加者が掲げるプラカードにはインクルーシブな社会への変化を促すものが目立ち、パレード出発地、イーストビレッジのトンプキンス・スクエア・パークでは参加者が輪になり「表現の自由」を求めて声を上げた。

Drag March
フロリダ州で“反LGBTQ”法とも言われる法律を相次いで制定するデサンティス知事への批判も©Yoshie Kawabata