子育てをされてる方は、「子どもはよく転ぶなぁ」と思ったことがあるはず。
お子さんがいない方は、自分が子どもの頃を思い出してほしい。
「しょっちゅう転んでいたな……」と、思うことだろう。
大人になった今、転ぶことは圧倒的に少なくなくなっているはず。

それはなぜだろうか?

子どもがよく転ぶ原因は、頭の大きさとその重さに原因がある。
大人と子どもの頭の大きさと身体との比率を比べてみると、当然子どもの方が、身体の中で頭が占める比率は大きい。
ということは、それだけ重心が高くなり、また歩き方や筋肉が発達していないっていうこともあって、子どもは転びやすいのだ。
(大人が足のもつれやちょっとした段差で転倒するのは筋力の衰えなどによるもので、これはまた別の問題……)

筋肉が発達してないということは、頭を支える首にも負担は大きくかかる
バイクを乗る時に私達はヘルメットをかぶるが、このヘルメットの重さもそれなりにある。
大人でも長時間ヘルメットをかぶっていると肩がコッタりするのだから、筋力が弱い子どもにはなおのこと負担となるのは明らか。

ということは、バイクで転んだときに首やそのほかの周辺にかかる負担も、大人が思う以上に大きいと考えて妥当だろう。

近年プロテクターの装着が叫ばれ、胸部プロテクター、ネックブレース、エアバッグベストの装着が推奨されている。
特にロードレースの世界では、エアバッグ装着義務化の動きが加速中。例えば、2018年にはロードレース世界選手権(MotoGP)の全クラスでレザースーツへのエアバッグ装着が義務化され、日本でもMFJ公認競技会である全日本選手権、地方選手権においても2020年より18歳以下の装着が必須になった。またさらに、エアバッグの装着義務を独自のルールとして設けているサーキットも少しずつ増えている

では、子どもがバイクをライディングする時や大人とタンデムをする時、プロテクター類はちゃんとつけているだろうか?
子どもがバイクに乗る割合、大人とタンデムする割合というのは、バイク全体の中でみたら非常に少ないかもしれない。
しかし、大人も子どもも、バイクに乗る時のリスクは変わらないのだ。

そんな決してマーケットが大きいとは言えないが、必須である子ども向けのプロテクターとしてエアバッグベストをしっかりとラインナップしているのが、国内唯一のエアバッグウェアブランドで有名なhit-airである
そこで、将来のMotoGPライダーたちが切磋琢磨するレースでのベストの活躍と、ストライダーや大人とのバイクのタンデムでも子どもを守ってくれるエアバッグベストを紹介していこう。