アーサー・C・クラークさんやアイザック・アシモフさんなどのSF小説のカバー・イラストで世界的に知られる画家、ジョン・ハリス氏初の日本語作品集『ジョン・ハリス作品集 水平線の彼方』が、グラフィック社より7月に発売。

小説のために描かれた作品をはじめ、宇宙的な要素を持つものなどさまざまな絵画を収録している。

ジョン・ハリス氏、初の日本語版作品集が発刊

同書は、ジョン・スコルジー氏、ベン・ボーヴァさん、ジャック・マクデヴィット氏、オーソン・スコット・カード氏といった作家たちの著作に使用された作品、およびその下絵などを中心に、その唯一無二の世界を紹介。

加えて、NASAの映像アーカイブに触発されて生まれた抽象画のようなシリーズや、架空の文化を持つ都市の物語を30年以上かけて描く壮大なプロジェクトなど、見る者を別世界に誘ってやまないジョン・ハリス氏の魅力を余すところなく網羅した作品集だ。

ジョン・ハリス氏のプロフィール

ハリス氏は1948年、イギリス・ロンドン生まれのアーチスト、イラストレーターだ。

SF小説のカバー・イラストで知られ、その作品はアーサー・C・クラークさん、アイザック・アシモフさん、オースン・スコット・カード氏、フレデリック・ポールさん、ベン・ボーヴァさん、ウィルバー・スミスさん、ジャック・ヴァンスさん、アン・レッキー氏、ジョン・スコルジー氏などの著作を飾ってきた。

2015年、SFアート界のアワード「チェスリー賞」の生涯芸術功労賞を受賞。作品集に『Mass: The Art of John Harris』(2000年)、『The Art of John Harris: Beyond the Horizon』(2014年、本書英語版)、『The Art of John Harris: Into the Blue』(2022年)がある。

新しい書籍を手にして、ジョン・ハリス氏が描き出した唯一無二の世界観に浸ろう。

ジョン・ハリス作品集 水平線の彼方
仕様:A4変形 並製 総160頁
定価:2,970円(税込)

(hachi)

初日本語作品集における“初”とは、日本国内における「ジョン・ハリス日本語作品集」として(2023年6月 グラフィック社調べ)