汗を大量にかきやすい夏場は、お気に入りのTシャツやワイシャツの下にインナーシャツを着ることがマストだと言えます。そこで今回は、インナーシャツの選び方ポイントから、人気ブランド、おすすめアイテムまで詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしながらシーンに合ったインナーを見つけてみてください。
目次
インナーシャツとTシャツは何が違う?
インナーシャツを着用するメリットについて
インナーシャツとTシャツは何が違う?
インナーシャツとTシャツでは、機能性が大きく異なります。Tシャツは、ファッションアイテムとしてオシャレをするために着るものであり、機能性よりデザイン性を重視したものが多いでしょう。
例えば、裾や袖に特別なデザインが施されていたり、胸元にブランドロゴや全体に柄が入っていたりなど、ファッションの一環として楽しめる外見になっています。一方で機能面に関しては、一部に吸水性や速乾性の高いものもありますが、基本的には着心地のみを考慮されたものが多い傾向です。
インナーシャツは、肌着という位置付けでTシャツやワイシャツの下に着る用途で作られているため、透けにくかったり目立たないデザインになっています。例えば、ブラックやホワイト、グレーなどの色味で無地のものがほとんどでしょう。
そして、機能性が高く快適な着心地であるということが大きな特徴となります。夏は汗をかきやすいので、吸水速乾性の高いもの、そしてサラッとした着心地のものが中心になります。また、冬は身体を温めるために保温性の高いもので、肌触りも温かく感じやすい起毛素材を使用しているものが多いです。
インナーシャツを着用するメリットについて
インナーシャツは、普段のTシャツやワイシャツの下に着用することで、様々なメリットがあります。大切な服を長持ちさせるためにも効果的なアイテムなので、最低でも3枚前後は持っておくと良いでしょう。
メリット①汗ジミや臭いを抑える
お気に入りのTシャツや、ビジネスシーンでワイシャツを着用する際は、それ1枚で着てしまうと汗をかいた時に汗ジミができ、汗臭さも目立ってしまいます。そんな時にインナーシャツを下に仕込むだけで、汗を吸水し放出してくれるので、Tシャツやワイシャツに直接汗が浸透することを防ぎ、ニオイ対策にも繋がります。
また、インナーシャツが汗を吸い取って素早く乾かしてくれるので、汗を大量にかいて身体が冷えてしまうということも防げるでしょう。
メリット②洋服が長持ちする
夏は大量に汗をかくこともあるため、オシャレなTシャツやこだわって選んだシャツなどを直接素肌の上に着てしまうと、服に汗や皮脂が染み込んでしまいます。これらは、洗濯をしても完全には取り切れず、服の生地に皮脂汚れとして残ってしまうのです。
それを何度か繰り返すと皮脂汚れはどんどん酸化していき、黄ばみや黒ずみとして消えなくなってしまったり、服からイヤなニオイが発生するようになります。インナーシャツは、このような汗染みやニオイを防ぐ効果があるため、結果的に洋服が長持ちし、長期間きれいな状態を保てるというわけです。
デザイン性の高いTシャツなどは高価なものも多いため、劣化はできるだけ防ぎたいというのが本音でしょう。一方でインナーシャツは1,000~2,000円前後で購入でき、消耗品でもあるので、汚れてきたりイヤなニオイを放つようになったら買い替えればよいのです。
メリット③体温調節がしやすい
インナーを着ると2枚重ね着になってしまうため、暑いと感じてTシャツ1枚で過ごすという方も多いのではないでしょうか。しかし、機能性の高いインナーを仕込めば、汗を吸収し素早く乾かすという役割を果たしてくれるので、着心地がサラッとして、かえって涼しく感じることもあるのです。
また、速乾性の低い服が大量の汗を吸収してしまうと、なかなか乾かずクーラーの効いた室内に入った時に寒く感じてしまうケースがあります。そんな時にも、インナーを着ていると上手に体温調節ができ、クーラーによる身体の冷えを予防してくれるでしょう。
メリット③透けてしまうのを防ぐ
夏は薄手のTシャツやワイシャツが多いので、1枚で着てしまうと乳首や体毛が透けてしまうことがあります。多くの方は透けることに抵抗があるはずです。そのため、透けるのを防止する目的でもインナーシャツは非常に効果的だと言えます。
厚手のTシャツなら透けないという場合でも、厚手のものは逆に身体が熱くなって汗をかきやすくなってしまうので、服の劣化やニオイ対策を考えると、やはりインナーシャツの着用はマストでしょう。