ウィングカラーシャツは、主に結婚式や式典などフォーマルシーンやお祝いの場で着用するシャツです。華やかなシーンにぴったりでタキシードとも相性抜群!ワンランク上の大人の着こなしが楽しめます。ここでは、そんなウィングカラーシャツの選び方からおすすめブランド、着こなし方法などをご紹介します。パーティーなどに出席予定のある方は是非参考にしてください。
目次
ウィングカラーシャツとは
ウィングカラーシャツの選び方
ウィングカラーシャツとは
「ウィングカラーシャツ」という名前は知らなくても、誰しも1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。まずはウィングカラーシャツとはどんなシャツなのかを見ていきましょう。
ウィングカラー(立ち襟)とは?
ウィングカラーシャツとは、襟全体が立ち上がり襟先だけが小さく前に折り返されているシャツのことです。折り返された襟先が鳥の翼のように見えることから「ウイングカラー」と名付けられました。襟が立っているため「襟高シャツ」「立ち襟シャツ」と呼ばれることもあります。
ウィングカラーシャツは結婚式や式典などで着用
ウィングカラーシャツは主に結婚式や式典、パーティーなど、フォーマルなシーンに着用します。タキシードと相性抜群で結婚式で新郎が着用するイメージが強いかもしれませんが、ゲストが着ても何の問題もありません。ダーク系・ブラック系のスーツにウィングカラーシャツを合わせるだけで格式高い着こなしになります。
また最近では、ウイングカラーシャツをあえてカジュアルダウンさせて着こなすスタイルも人気です。レストランスタッフの制服として取り入れらることも多いため、ウイングカラーシャツをまだ着たことがない方でも、見たことくらいはあるのではないでしょうか。
ウィングカラーシャツの選び方
ウィングカラーシャツといっても、実に様々デザインがラインナップされています。フォーマルな場に出席する際はマナーに沿ったシャツ選びが重要です。以下に挙げるウィングカラーシャツの選び方を参考に、シーンに合ったアイテムをセレクトしましょう。
選び方①プリーツの有無
プリーツとは胸元に施されているのヒダのことです。プリーツあり(プリーテッドブザム)のシャツは華やかな印象になるため、一般的にタキシード着用時に合わせます。結婚式では新郎が着用するものなので、一般のゲストはプリーツがないシャツ(プレーンブザム)を着るのがマナーです。
選び方②ブザム(胸)のデザイン
ウィングカラーシャツは襟の仕様は同じでも、ブザム(胸)のデザインが異なるものが展開されています。大きく分けると「プレーンブザム」「プリーテッドブザム(ヒダ胸)」「スターチドブザム(イカ胸)」の3種類。それぞれ着用シーンが異なります。
最もオーソドックスなシャツが「プレーンブザム」です。胸元に何も施されておらず、一般的なワイシャツと比べて襟の形以外は大きな違いがありません。先に挙げたように結婚式のゲストとして出席する際の略礼装に◎。パーティーなどでもプレーンを選べば間違いありません。
「スターチドブザム」は先に挙げた”プリーツあり”のシャツです。胸にヒダが並ぶように施されており、「ヒダ胸」とも呼ばれています。モーニングやタキシード等に合わせる礼装品で、朝から夜まで装着する時間帯を選びません。どのような場所でも通用しますが、結婚式では新郎が着用するため避けるのがベターです。
「スターチドブザム」はシャツの胸部分に芯地を入れて、糊で固めた胸当てがあるのが特徴です。その形状から日本のシャツ職人達は”するめ”や”いか”と呼び、一般的にも「イカ胸」という名が定着しました。主に使われるのは夜の時間帯の礼装用です。18時以降に着用する燕尾服に適しています。
選び方③色
ウイングカラーシャツの色は「白」が基本になりますが、最近では様々なカラーのシャツがラインナップされています。タキシードやモーニング、燕尾服は白に限定されますが、結婚式やパーティーなどにゲストとして出席する際は、カラーシャツを取り入れてカジュアルダウンするのもおすすめです。
フォーマルアイテムだったウイングカラーシャツも、最近では色柄が豊富になったこともあり、カジュアルな装いのアクセントとして人気があります。ジャケパンスタイルとも相性が良く、カジュアルダウンしながらも崩しすぎません。蝶タイやサスペンダーを合わせた上級者コーデも◎です。