目次
■インナーガーデンでライフタイムを切り替える
■秘密基地造りの3箇条
■インナーガーデンでライフタイムを切り替える
●神奈川県/花木邸
(※その他の写真は【関連画像】を参照)
見た目はどこにでもあるマンションドアだが、開けた瞬間、空気が一気に変わるのを覚えた。
そこはニューヨークのロフトを想起させる少年の秘密基地のような空間だ。
多肉植物をディスプレイしたベンチと一体になったモルタル製キッチン、ヘリンボーンの床がモダンなリビングダイニング、ガラス張りの寝室や浴室、そして、観葉植物を育てる清々しいインナーガーデンなどなど、どこを切り取っても実に絵になる花木邸。
「猫と植物との暮らしを充実させたくて中古マンションを購入し、自分スタイルにリノベしました」
築19年78㎡の3LDKを1SLDKに。3方向に窓がある角部屋は、イメージがしやすい好物件だった。そして、リモートワークのために設えたミニ書斎はインナーガーデンの奥にレイアウト。
「LDKとミニ書斎の間にあるインナーガーデンは、曖昧になりがちなONとOFFを切り替える場所。仕事の合間に植物を眺めながらお茶を飲んだり、ハンモックでリラックスするのも好きですね」
ミニ書斎に足を踏み入れると、そこはまたまた素敵な空間。
南と西の2面窓とバルコニーに出られるドアがある4畳半ほどのスクエアの部屋には、木の質感のあるデスクと座り心地の良いワークチェアを配し、右手の壁には自らの手で取り付けた有孔ボードにヘッドホンやiPad、本などをディスプレイ。
フェイクグリーンのあしらいもおしゃれだ。
一番奥まった場所にこの隠れ家を造ったのは、やはり仕事に集中するため。時にロシアンブルーの愛猫が書斎にそっとお邪魔するのはご愛嬌である。
■秘密基地造りの3箇条
1、ONとOFFを切り替える空間づくり。
2、インナーガーデンを区切りに。
3、インテリアは統一感を出す。