日本ではよく「SDGs」という言葉を耳にする機会が多くなりましたが、オーストラリア北部のケアンズは、ゆったりと時が流れているからか、「SDGs」という言葉自体には、あまりピンとこない方が多いです。しかし、だからといって、SDGsに関心がないわけじゃないんです。

むしろその逆・・・ケアンズには、熱帯雨林とグレートバリアリーフという2つの世界遺産に囲まれた、自然豊かな土地であることも手伝って、街全体が環境に関わることには殊に関心が高く、日本でSDGsが流行する前から、だいぶサステナビリティを実践する街なのです!今日は、そんな、自然を大切にしたいケアンズの人々の想いを感じつつ、サステナブルなケアンズを一緒に楽しみましょう!

目次
プラスチックごみだけでなく・・・
毎年エコな祭典も盛り上がります

プラスチックごみだけでなく・・・

日本でもプラスチックごみを減らすべく、スーパーのレジ袋が有料化されたり、カフェのストローが紙製になったりといろいろな取り組みがありますでしょう?

オーストラリアでも、お買い物の際はマイエコバッグが必須ですし、プラスチックのストローも禁止です。

サステナブルなケアンズを楽しむ
(画像=『たびこふれ』より引用)

スーパーでもエコバッグが販売されています。定期的にデザインも変わるので、お土産にもいいですね♪

発泡ポリスチレン製トレイ、使い捨てのプラスチック製果物・野菜袋、食パンの袋についているプラスチックのクリップも禁止される予定ですし、イベントなどでたくさんの風船を飛ばすのも禁止になります。

ただ日本と違うのは、もはやごみがプラスチックかどうかということは問題の焦点ではなくなりつつあるということです。プラスチックに限らずなるべく梱包を簡素にするなど、何の材質でもごみを作らないようにする傾向にあります。

毎年エコな祭典も盛り上がります

ケアンズでは、毎年「エコ」をテーマにしたお祭り「エコフィエスタ」が開催されるのですが、年々その人気は高まっているように思います。ケアンズは、自然豊かな街なので、エコフィエスタには、環境保護、動物保護、自然農法などの展示やワークショップも大集合!

そして、家族で楽しめるよう、子どものためのコーナーであったり、大道芸人の方がいたり、たくさんのお店もあり、まさに「お祭り」なのですが、食べ物屋さんも含むどのお店も、自然に寄り添った材料が使われていたり、エコなお店ばかりなんですよ♪

サステナブルなケアンズを楽しむ
(画像=『たびこふれ』より引用)

エミューの羽のピアスや化石化したサンゴなどエシカルなナチュラル素材のアクセサリーが素敵でした。

サステナブルなケアンズを楽しむ
(画像=『たびこふれ』より引用)

自然農法でこんなに立派なお野菜ができるんだ~と興味津々にみなさん見学されていました。