アバルトが高性能スポーツモデルの「695 Competizione」をベースに、世界ラリー選手権の1977年、1978年、1980年シーズンにマニュファクチャラーズタイトルを獲得した「FIAT 131 ABARTH RALLY」から着想を得て内外装を特別に仕立てた限定車「695 TRIBUTO 131 RALLY」を発売。車両価格は517万円の設定で、販売台数は200台
Stellantisジャパンは2023年6月16日、アバルト695シリーズに特別仕様車の「695 TRIBUTO 131 RALLY(695トリビュート 131ラリー)」をラインアップし、同日より発売した。車両価格は517万円の設定で、販売台数は右ハンドル100台、左ハンドル100台、計200台の限定だ。

今回の特別仕様車は、695シリーズのスパルタンなハイエンドモデル「695 Competizione(695コンペティツィオーネ)」をベースに、世界ラリー選手権の1977年、1978年、1980年シーズンにマニュファクチャラーズタイトルを獲得した「FIAT 131 ABARTH RALLY(フィアット131アバルトラリー)」の活躍から40年あまりが経たことを記念して製作したアニバーサリーモデルで、全世界695台限定で販売。各部に131 ABARTH RALLYのシルエットを配するなど、特別な内外装を纏っている。

エクステリアに関しては、往年の131 ABARTH RALLYのワイドフェンダーを彷彿とさせる、片側5mmずつ拡幅した専用のフェンダーアーチや、モータースポーツにインスピレーションを得たサイドスカート、12段階の角度調整が可能なアジャスタブルリアスポイラー、ディフューザー一体型リアバンパー/ブラック仕上げインサート、ハイパフォーマンスエキゾーストシステム“Record Monza”などを採用して、131 ABARTH RALLYの世界観を表現。サイドストライプには131 ABARTH RALLYのシルエットとTRIBUTO 131 RALLYのロゴを入れる。足もとには17インチ10スポークアルミホイール(ダイヤモンド仕上げ)+205/40R17タイヤと、ブラック塗装のブレンボ製4ポッドフロントブレーキキャリパーを装備。ボディカラーは131 ABARTH RALLYをオマージュしたブルー系のBlu Rallyを基調に、ルーフやリップスポイラー、フェンダーアーチ、サイドスカートをブラック系のNero Scorpioneで仕上げたビコローレ(2トーンカラー)で彩った。





内包するインテリアは、ブラックの内装色を基調に、131 ABARTH RALLYのシルエットとTRIBUTO 131 RALLYのロゴを刻印したアルカンターラ張りのダッシュボードを配してスペシャル感を強調。ベース車と同様、スポーツレザー/アルカンターラステアリングホイールやTFTメータークラスター(Gメーター付)、アルカンターラメーターフード、ブラックルーフライニング、アルミシフトノブ、アルミキックプレート、FM+AMチューナー付オーディオプレイヤー(Uconnect)/7インチタッチパネルモニター(Apple CarPlay/Android Auto対応)、Beats製プレミアムサウンドシステムなどを標準で組み込む。また、131 ABARTH RALLYのシルエットとTRIBUTO 131 RALLYのロゴ、さらにABARTHロゴやブルーのインサートおよびステッチを入れたヘッドレスト一体型Sabelt製Rally専用スポーツシートを特別装備した。



パワーユニットはベース車と共通で、1368cc直列4気筒DOHC16Vインタークーラー付ターボエンジン(最高出力180ps/5500rpm、最大トルク250Nm/3000rpm)を搭載。トランスミッションには5速MTを組み合わせている。

提供元・CAR and DRIVER
【関連記事】
・「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
・最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
・コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
・2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
・Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ