カヤックを操りポイントへ

釣行日は6月7日。魚探の反応を見ながらポイントを探す。中層に小魚の層があり、その下にマダイらしき反応が現れた。

ドライブを反転させてバックブレーキでぴたりと反応の直上でカヤックを止める。マダイの好物であるタイラバをマダイと思われる反応の鼻先に落として巻き上げると、コツンと金属同士が衝突したような感覚がラインを通して手元に伝わってきた。

すぐにタイラバを落として巻き上げると、今度は竿先が海面に突き刺さるようにロッド全体が弧を描き、激しい抵抗と重みが伝わってきた。

マダイ特有の竿先を叩くような動きと、良いサイズを想像させる重みを感じながらやりとりを楽しむ。ジリジリとドラグが鳴り、ラインが引き出されていく。

寄せては離れを繰り返していくうちに、抵抗とラインの張りが弱くなり、魚が浮いてきているのが分かる。カヤックを始点にして潮下の沖側へラインが斜めになってきた事から、大型のマダイが自分の浮力で浮上してきていることが想像できる。

70cmの大ダイを釣り上げる

海中を覗き込むと、白い気泡を纏いながら、クルクルと円を描き浮上してくる銀色の魚体が見えた。銀色の魚体は太陽の光を反射しメタリックな赤色に変化し、海面に浮いた瞬間、体を反転し最後の抵抗をみせた。

すかさずネットですくい、カヤックに引きづり上げた。想像通りの大ダイについつい、喜ぶ声が大きくなってしまう。

カヤックタイラバ釣行で70cmマダイ 足漕ぎだからこそ魚探反応にロックオン可能カヤックで釣り上げた70cm大型マダイ(提供:DAIWAフィードテスター、HOBIEアンバサダー・橋口純平)

70cmのメスのマダイは産卵を控えているためか、空気を抜いても腹部がパンパンに膨れていたため、すぐにリリースした。その後は小型のマダイが釣れ続き、大ダイに出会うことはできなかった。

波に揺られながら、太陽に暖められ、マダイに癒してもらった今回のカヤックフィッシングは、大満足の釣果とリラックス効果を得る事ができたため納竿とした。

カヤックタイラバ釣行で70cmマダイ 足漕ぎだからこそ魚探反応にロックオン可能大満足で終わったホビーカヤック釣行(提供:DAIWAフィードテスター、HOBIEアンバサダー・橋口純平)

アングラー情報

橋口 純平(Jumpei Hashiguchi)
1984 年5 月29 日生まれ
神奈川県在住
Instagram : @jumpei.kayak.jp

DAIWAフィールドテスターでもある橋口純平氏。アングラーの要望を全て兼ね備えた最高峰のフィッシングカヤック「MIRAGE PRO ANGLER 12 WITH 360 DRIVE TECHNOLOGY」を所有。

ホビーカヤック詳細

名称:MIRAGE PRO ANGLER 12 WITH 360 DRIVE TECHNOLOGY(ミラージュ・プロアングラー 12 ウィズ ミラージュドライブ360)
色:Arctic Blue Camo / Amazon Green Camo
定員数:1名
駆動:MD 360 TURBO W/ KICK-UP FIN TECHNOLOGY
長さ:3m66cm
幅:91cm
高さ:51cm
最大搭載重量:227kg
船体重量:49.7kg
完成重量:60.1kg
座席耐荷重:159kg
船体構造:ロートモールド製造(ポリエチレン素材)
価格:876,700円(税込)

詳細は公式ページを参照

・カラーその1:Arctic Blue Camo

カヤックタイラバ釣行で70cmマダイ 足漕ぎだからこそ魚探反応にロックオン可能カラー:Arctic Blue Camo(提供:HOBIE JAPAN)

・カラーその2:Amazon Green Camo

カヤックタイラバ釣行で70cmマダイ 足漕ぎだからこそ魚探反応にロックオン可能カラー:Amazon Green Camo(提供:HOBIE JAPAN)

『ホビーカヤック』はルアー釣りと相性抜群 米国バス釣り界で絶大な支持

意外と知らない【カヤックが進むスピード】 速くて楽なのは手漕ぎと足漕ぎどっち?

空気で膨らますカヤック「ITREK 9」はシーバス釣りに最適 気になる安定性は?

<橋口純平/DAIWAフィードテスター、HOBIEアンバサダー>

The post カヤックタイラバ釣行で70cmマダイ 足漕ぎだからこそ魚探反応にロックオン可能 first appeared on TSURINEWS.