ミランが、バレンシアに所属するアメリカ代表MFユヌス・ムサ(20)の獲得に興味を示しているようだ。スペイン『レレボ』が伝えた。
昨季のセリエA優勝や今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4進出などに貢献したイタリア代表MFサンドロ・トナーリのニューカッスル・ユナイテッド移籍が近づいているミラン。そのため、ダイナミックさを兼ね備えた即戦力のMFを探しており、ムサに白羽の矢を立てているようだ。
ムサはアメリカ代表だが、イタリア国籍も所持していることから、EU圏外枠を埋める必要がないこともミラン上層部が高く評価している理由だという。同選手にはウェストハム・ユナイテッドなども関心を示しているものの、ミランはバレンシアとクラブ間交渉をするために動くとみられており、移籍金は3000万ユーロ(約47億2000万円)と見積もられている。
18歳でデビューを果たしたアメリカ代表ではすでに24キャップを数えるムサはアーセナル下部組織出身で、2019年夏にバレンシアへ加入。視野の広さと正確なキック精度が売りのセントラルMFで、今季はラ・リーガ33試合に出場して2アシストを記録した。