アンドレス・イニエスタ 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸所属の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、今年7月1日の北海道コンサドーレ札幌戦をもって退団することがすでに決定。アルゼンチン1部アルヘンティノス・ジュニアーズとの交渉が報じられているが、ここにきてMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)でFWリオネル・メッシバルセロナ時代のチームメイトと再会する可能性が浮上している。

 イニエスタの新天地については先日、スペイン・バルセロナの地元紙『ラ・バングアルディア』が「MLSのインテル・マイアミは、すでにイニエスタの状況について問い合わせている。選手本人は今後数週間のうちに新天地を決める予定だ」とリポート。カタールやUAE国内クラブ、アル・ヒラルからの関心もあわせて伝えていた。

 するとスペインメディア『Fichajes』は今月25日に「インテル・マイアミは、イニエスタとメッシの再会を望んでいる」とリポート。イニエスタの移籍先有力候補に、元バルセロナ所属選手のメッシやMFセルヒオ・ブスケツの獲得を決めたインテル・マイアミを挙げている。

 またイニエスタの意向について「彼は引退の時期が近づいていることを自覚している。だからこそ彼は、プロサッカー選手としての最後の日々を最大限に生かしたいと考えている」とし、「インテル・マイアミはMLSで最悪なクラブの1つだ。しかしメッシやイニエスタのような中東からオファーが届くような選手を獲得し、MLSで頂点に立つことを夢見ている」とインテル・マイアミの野心もあわせて伝えている。

 なお元バルセロナ所属選手であり、アルヘンティノス・ジュニアーズ指揮官のガブリエル・ミリート監督は今月22日、米メディア『TNTスポーツ』アルゼンチン版の独占インタビューでイニエスタへの接触を認めている。

 一方、アルゼンチンメディア『soyxeneize』が先月末に報じたところによると、アルヘンティノス・ジュニアーズはイニエスタに対して、最大でも200万ドル(約2億8000万円)の年俸しか用意できないとのこと。条件面でインテル・マイアミに劣る可能性が考えられる。