現代風にアレンジされた伝統のリラックスウェア「MONPE(もんぺ)」が、涼やかでオシャレな日本の夏を演出する。
地域⽂化商社として新たな循環を生みだしている「うなぎの寝床」が、テキスタイルデザイナー・光井花さんとの新作コラボMONPEをリリース。予期せぬ“ゆらぎ”も魅力とする「Hana Mitsui ハナのユラギ」シリーズは、公式オンラインショップなどで販売中だ。
テキスタイルと久留米絣に共通する“ゆらぎ”を表現
今回のコラボMONPEは、三井花さんのテキスタイルデザインと久留米絣(くるめかすり)に共通する“ゆらぎ”をテーマに、伝統や表現の奥深さを体感できるアイテムに仕立てられている。
イッセイミヤケやThe North Faceのデザインに携わってきた三井花さんは、現在は多摩美術大学非常勤講師を務めながら、テキスタイルを軸にした服地や建築のアートワークなどを手掛けている。
一方、久留米絣は、福岡・八女市の織元「下川織物」が代々受け継いでいる伝統的な織物。糸を括り、染め分け、織り上げていく中、糸が微妙にずれ、柄がゆらぐことも特徴のひとつとする。
夏の風景をスタイリッシュに彩る「MONPE」
織物には「たて糸」と「よこ糸」があり、長く張ったたて糸の間を、よこ糸が行ったり来たりすることで組織が生まれ、糸から布へと形を変えていく。
そして、久留米絣の柄は、染め分けた糸をたて糸とよこ糸のどこに使うかで、「たて絣」「よこ絣」「たてよこ絣」の3つに分類することができる。また、「よこ絣」につまみ染を入れることで、表現する色の幅が広がっていくという。
今回は、「たて絣」「よこ絣」それぞれが独立した柄を掛け合わせることで、「たてよこ絣」を表現。チェックのようなたて絣と、花柄のよこ絣が重なり合うことで、また違った見え方をする模様へと変化している。
日本の伝統技法とモダンなデザインを融合した「Hana Mitsui ハナのユラギ」は、快適な夏を演出するとともに、夏の風景をスタイリッシュに彩ってくれるだろう。
Hana Mitsui ハナのユラギ
直営店舗:旧丸林本家(福岡県八女市本町267)、アクロス福岡店(福岡県福岡市中央区天神1丁目1-1 1F 匠ギャラリー内)、ららぽーと福岡店(福岡市博多区那珂6丁目23-1 1F)
(zlatan)
※価格はすべて税込