日本でディーゼル車を禁止にする理由
もし日本でディーゼル車販売を禁止にする理由があるならば、現在の自動車排気ガス規制では基準が定められていない走行時のNOx排出量です。
2015年のVWショックを受け、2016年3月に国土交通省でもトヨタ、日産、三菱、マツダのディーゼル車で検査を行いました。
結果は、トヨタ、日産、三菱のディーゼル車では走行時に排出されるNOx量が、基準の2~10倍となり、国土交通省ではこれを問題視。近く規制に乗り出すとしています。走行時にNOx未検出だったのは、マツダのクリーンディーゼルのみでした。
ディーゼル車が禁止になったら、所有者はどうしたらいい?

もし本当に、国土交通省が走行時NOx排出量規制を実施したら、ディーゼル車は法律により販売禁止になるのでしょうか?
筆者の答えは「ノー」です。なぜならマツダ1社だけでも、走行中にNOxを排出しないディーゼルエンジンを製造出来るからです。
走行時にNOx排出量規制が始まり、各社が基準をクリアできなければ、マツダと技術提携すれば解決します。先日のトヨタとマツダの資本提携発表は、その布石かもしれません。
または触媒やフィルターにより、走行時NOx排出量を抑える技術が開発されるかもしれません。
ディーゼルにこだわらなければ、環境対策車に乗り換える手もあります。ディーゼルエンジン同様、低速でも大トルク感を体感できるモーター駆動車なら馴染みやすいでしょう。
ディーゼルエンジンを法律で禁止にするのであれば、代替エネルギーのインフラを整え、代替環境対策車の普及がさらに進み、PHEV・EV・FCVが日本保有車両の主流となる時です。その時期は、2040年以降と予測されています。
どうやら2040年は、自動車テクノロジーのターニングポイントとなりそうです。
提供元・CarMe
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