イザという時に備えてオフロードに出かけよう!

側溝にいろいろな詰め物をして脱出する場合もあれば、ジャッキで上げた車体を側溝と反対側に押し倒して脱出するという方法もあります。これは比較的、側溝の深さが浅い場合に有効です。

ちなみに、バンパーを金属製のものに替えてあり、その上で「ハイリフトジャッキ」という道具を持っていれば、脱輪からはたやすく脱出することができます。

さらに、トラクションプレートという板や、ハンドジャッキやチルホールといった車体を引き上げる道具があれば、トラブルバスターが簡単です。

80、90年代のオフローダーは、排気ガスを使って車体を上下させる「エアジャッキ」というアイテムを携行していく人が多かったのですが、昨今はそれ自体を見かけなくなってしまいました。

こうしたトラブルバスターにはうってつけのアイテムなので再販を望むところですが、出してもなかなか売れないということがあるのかもしれません。

車が脱輪しても大丈夫!プロのやり方を「今読んで」涼しい顔して対応しよう
(画像=©Amnatdpp/stock.adobe.com、『MOBY』より引用)

オフローダーがいろいろな道具を車体に付けているのを見たことがあると思いますが、あれはファッションではなくイザという時の備え。頻繁には行かないというドライバーでも、林道などオフロードに行く時はスコップやシャベルと牽引ロープくらいは持っていきましょう。

ちなみに、厳密に言えば林道はオフロードではなく、未舗装の道。ですが昨今の林道は自然災害の影響で路面が荒れており、修復・整備が追いつかないことから、オフロード同然になっていることが多いのも事実です。

ベストなトラブルへの備えは、オフロードや未舗装の道には1台では行かないということ。仲間と2台以上で行くことで、アクシデント時の安心感が断然違ってきます。

文・山崎 友貴/提供元・MOBY

【関連記事】
【新車情報カレンダー 2021~2022年】新型車デビュー・フルモデルチェンジ予想&リーク&スクープ
運転免許証で学科試験の点数がバレる?意外と知らない免許証の見方
今一番危険な車両盗難手口・CANインベーダーとは?仕組みと対策方法
SNSで話題になった”渋滞吸収車”とは?迷惑運転かと思いきや「上級者だ」と絶賛
トヨタ 次期型ノア&ヴォクシーに関する最新リーク情報すべて