ティーポ33ストラダーレから影響を受けた滑らかなスタイルが特徴

デンマーク・コペンハーゲン出身デザイナー、ダニエル・ケムニッツ氏が、アルファロメオが将来計画を立てる可能性のある、「水素ジェット駆動」のハイパーカーを提案した。

このデザインは、同氏が輸送設計のトレーニングのための世界で最も重要なセンターの1つとして、ある程度の権威を持って認められている「IEDトリノ」の学生時代に発想したという。しかし、「P7」と名付けられたCGは、限られた時間やその他の要因などのさまざまな制約により、教授らに提示したものの、それより先に進むことはなかったという

P7は、「デザインとエンジニアリングの点から」絶頂期にあったアルファロメオを振り返ることであったといい、アルファロメオの輝かしい過去のレースカーが、現代に向けてどのように再考されるかを提案した。

そのデザインは、間違いなく1967年から1969年に生産されたアルファロメオのクラシックモデル、「Tipo 33 Stradale」から影響を受け、滑らかで流れるようなボディワークが見てとれる。

また同氏は「クラシック・アルファロメオ」デザイン価値の本質を捉えるという私の哲学は、「流れるようなラインと途切れることのない表面を備えたボリューム感と、素材と形状を通じてその目的を明確に伝える表面仕上げです」と語っている。

パワートレインは、現代のテクノロジーを常に最新の状態に保つために、ハイパーカーに水素ジェットエンジンを搭載することを構想している。

今後世界の自動車業界は、EVに向かうのか、「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池車(FCV:Fuel Cell Vehicle)、それとも水素エンジンが主役となるのか、注目される。

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB

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