廃棄ビニール傘を生まれ変わらせるアップサイクル(※)ブランドとして2020年にスタートしたPLASTICITY(プラスティシティ)から、シンプルデザインで、梅雨空の通勤にも使いやすいサイズのトートバッグが登場しました。
※本来廃棄物となるものを加工し、価値を高めて活用すること
10年後になくなるべきブランドとは
日本で大量に消費・廃棄されているビニール傘。実はリサイクルに手間がかかるということをご存じでしょうか。骨部分に鉄、生地には材質が統一されていないビニールが使われているため、リサイクルのための分別がしづらく、解体には強力な接着剤が使われているため手間がかかってしまうので、多くの廃棄ビニール傘が埋め立て処分され、環境に大きな負荷を与えています。
「10年後になくなるべきブランド」がコンセプトだというPLASTICITYは、駅の忘れ物や商業施設などで忘れられて廃棄処分されるビニール傘を回収し、人の手で選別・解体・洗浄して生地として再生した素材・GLASS RAIN(グラスレイン)を用いたバッグを生産・販売しています。10年後には素材となる廃棄ビニール傘を入手が困難になるように、ブランドを通じて個人でもできる活動を後押しし、環境問題が近い将来に解決されるという思いを込めて、このエシカル(※)なコンセプトを掲げているそうです。
※人や社会、地球環境に配慮した倫理的に正しい行動
14インチノートPCもはいるシンプルなトートバッグ
スタンダードトートバッグは、同社の素材GLASS RAINを使ったシンプルで使いやすい製品。GLASS RAINは、廃材をそのままの状態でプレス加工しているため一つひとつ微妙に表情が異なり、まるですりガラスのような質感が特徴です。ハンドルや本体底面には、廃棄されたリンゴから作られた植物由来のアップルレザーを採用しているため、バッグとしての強度が高められています。
A4ファイルや14インチノートPCがしっかり入る容量でありながら、たった270gというとても軽いバッグ。かつては傘だった素材なので、防水性が高く汚れに強い材質なので、梅雨やゲリラ豪雨が心配になる夏の時期に使ってみてはいかがでしょうか。
製品概要
スタンダードトートバッグ
価格:15,400円(税込)
サイズ:H360mm X W360mm X D90mm
重さ:270g
発売日:6月22日(木)
販売場所:PLASTICITY公式オンラインストア