神話を由来とするネモフィラの花言葉

青い花畑が美しい春の花「ネモフィラ」、その花言葉は?実は黒い花も咲かせるネモフィラもあるんだとか!!
(画像=『FUNDO』より 引用)

ネモフィラの花言葉はその花姿が由来となっているものが多いですが、「あなたを許す」はギリシア神話を由来とする花言葉です。
そこには切なくも温かい物語がありました・・・。

美しすぎる女性ネモフィラの物語

ギリシア神話に、ネモフィラという美しい女性が登場します。
この美しいネモフィラにある男性が一目惚れし、2人は激しい恋に落ちました。

男性はネモフィラに対して「すべてを失ってでも結婚したい」と強く願っていました。
そして、その願いは叶い2人は結ばれ結婚することができました。

しかし、男性が叶えたのは結婚だけではなかったのです。
なんと、すべて失うということまで叶ってしまいました。
つまり、ネモフィラと結婚した日の夜、男性は息を引き取ってしまったのです。

深い悲しみに暮れたネモフィラは、愛する男性に再び会いたいと強く願い、死者の国である冥界の門の前まで足を運びました。
しかし、その門をくぐり冥界に入れるのは死者のみ。
生きているネモフィラにはどうにもできません。
そのため、冥界の門の前で茫然自失としていました。

その姿を見た神は、気の毒に思いネモフィラを一輪の花へと変えました。
それが、ネモフィラの花だとされています。

深い愛と悲しみを感じるこの物語ですが、ネモフィラの原産地は北米大陸。
ギリシア神話の時代にヨーロッパで発見されていない大陸ですので、ネモフィラもまだヨーロッパに伝わっていません。
そのため、神話に登場するのは違う花のことともされています。

国営ひたち海浜公園

青い花畑が美しい春の花「ネモフィラ」、その花言葉は?実は黒い花も咲かせるネモフィラもあるんだとか!!
(画像=『FUNDO』より 引用)

提供:国営ひたち海浜公園

ネモフィラで日本で一番有名と言っても過言ではないのが、国営ひたち海浜公園。
ここは天国のような美しさから、世界中の観光客が集まる一大観光地となっています。

国営ひたち海浜公園
茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
公式サイト:https://hitachikaihin.jp

一面のネモフィラが有名に

青い花畑が美しい春の花「ネモフィラ」、その花言葉は?実は黒い花も咲かせるネモフィラもあるんだとか!!
(画像=『FUNDO』より 引用)

提供:国営ひたち海浜公園

四季折々の花々が植えられている国営ひたち海浜公園では、毎年春になると一面のネモフィラが咲きます。
開園面積約215haという広大な敷地に広がるネモフィラの青い絨毯は、国内外から訪れる観光客を魅了する絶景スポット。

春にはネモフィラだけではなく、スイセンやチューリップも咲きますし、初夏にはポピーやバラ、夏にはジニアやヒマワリも咲きます。
さらに秋になるとコキアやコスモス、冬にはアイスチューリップなどなど。

一年を通して楽しめる花々の楽園と言えますね。