生地への徹底したこだわりと、テーラー監修のデザインで話題のブランド「+CLOTHET(クロスクローゼット)」が、今年5月でブランドローンチ5周年を迎えた。
あわせて、+CLOTHETではアイコンアイテムともいえる「スビンプラチナムスムーステーラードTシャツ」の魅力を伝えるイメージ動画などを公開。気になる同アイテムの特徴について、本記事でも紹介したい。
最高級原料でできた「スビンプラチナムスムース テーラードTシャツ」
「スビンプラチナムスムース テーラードTシャツ」は、累計販売実績3万枚を記録したブランドの代名詞ともいえるアイテム。
最高級原料「スビンプラチナム」を使用
生地は、超長綿の中でも繊維長の長さや希少性で最高峰と称される「スビン」、そしてその希少なスビンの中でも最高品質を誇る「ファーストピック(初摘み)」だけが名乗ることを許された「スビンプラチナム」原料を国内で編み立てた。
機械摘みが主流の中で、綿花を傷つけないよう、栄養の多く含まれた根元のコットンボールだけを手で摘み取った「ファーストピック」。なめらかな油脂が保たれた、強く長い繊維質が特徴だ。この原料でできたTシャツは、とろけるように柔らかな仕上がりに仕上がる。
ジャケット下でもすっきりと。テーラーこだわりのデザイン
縫製にもこだわっている。従来のTシャツは袖を身頃に付けてから脇~袖下を一気に縫い合わせることが一般的だ。しかし同ブランドでは、身頃を縫ってから袖を付ける後付け縫製を採用。
さらに袖自体を前振りに縫製することで、ジャケットやアウターの下でもごわつかず、すっきりと着用できるシルエットを実現した。
肩線を後にずらし、肩と袖にイセを入れて膨らみをもたせ、生地が美しく体に添うようにしているのもポイントだ。
生地のエキスパートやテーラーの情熱をアイテムに落とし込む
「+CLOTHET」は、約150年の歴史を持つ生地サプライヤーであるスタイレム瀧定大阪社が、原材料の調達から生地開発、製造までを⼀貫して⾏うブランド。デザイン、パターンは業界で活躍している若手テーラーが監修している。
同ブランドはデビュー当時、わずか1型のTシャツ「スビンプラチナムスムース テーラードTシャツ」のみを販売。今やそのアイテムがブランドのアイコンにまで成長した。
その背景には、「生地本来の魅力をそのまま感じてほしい」というテキスタイルのエキスパートならではのこだわりがある。
例えば、袖を通した瞬間、やさしく包まれる心地よさ。
それは長年、世界中からさまざまな原料を見つけ出して良質な糸を紡ぎ、理想の生地を追い求めてきたスタイレム瀧定大阪社がたどり着いたひとつの答えだ。
テーラーメイドのような立体パターンやディテール、縫製など、すべての仕様は素材のよさを最大限に引き出すために考え抜かれたもの。細部への工夫がこのうえない着心地をもたらしている。
+CLOTHETでは、時代性を大切にしながらも普遍的な美しさを兼ね備えたスタイルを目指している。その哲学が息づく「スビンプラチナムスムーステーラードTシャツ」は、多くの“良いもの”を知る大人たちをきっと満足させるはずだ。
(IKKI)