ポープ・ウィリアム 写真:Getty Images

 FC町田ゼルビア所属GKポープ・ウィリアムは今月18日の明治安田生命J2リーグ第21節・栃木SC戦後、一部サポーターに対して言動を改めるように求めている。同選手のSNSメッセージはツイッター上で拡散。様々な意見が上がる中、元アメリカンフットボール選手の河口正史氏がサッカーファンに対する印象を述べている。

 ポープは栃木戦翌日、自身のインスタグラムアカウントを更新。「町田サポーターの一部の方々」と切り出すと、「これまでの試合で品の無いヤジや選手との距離感を間違えた様な発言を感じる場面が多々あります。試合を観に来てくれている方々全員が楽しくまた来たいと思い、より一体感を持って応援できる環境作りを引き続きよろしくお願いします」

 「皆さんの声援が必ず苦しい時のチカラになります。僕らも良い集団でいられるように努力します。皆さんもそうであるようにしていきましょう。全てはFC町田ゼルビアの為に。必ず目標を達成しましょう」と投稿している。

 また21日には、町田サポーターから寄せられたメッセージに対して「相手の選手が痛がっている時に暴言を吐いたり、バカにしたりなど度々試合中に聞こえてきています。試合後の場面でも一部の若い人達がタメ口で選手に話かけたりなど沢山ありますね」

 「僕らは大人で対等な立場です。友達じゃありませんし、こちら側は名前も知らない訳ですから。大人として社会人として一定レベルの礼儀や言葉遣いはあってほしいと思ってしまいますね。そういう立ち振る舞いをカッコイイと思ってしまってるのか何なのかわかりませんが僕は不快ですね。子供達はもちろん例外です」と返事。良識ある言動を求める同選手のメッセージはツイッター上で拡散され、反響を呼んでいる。

 サッカーファンの間で一部サポーターの行動が問題視される中、河口氏もポープのメッセージに反応。「サッカーファンて距離感バグってる人が多い印象が確かにある」と私見を述べている。

 立命館大学出身の河口氏は、現役時代にアサヒビールシルバースターなどでプレーしていたほか、NFL(米プロフットボール)所属サンフランシスコ・49ersのキャンプにも参加。現役引退後は桜美林大学アメフト部のトレーナーを務めているほか、現在は都内でパーソナルトレーニングジムを経営。清水エスパルス所属の日本代表GK権田修一やポープなど、多くのJリーガーが河口氏経営のジムに通っている。