メヌケとはスズキ目メバル科に属する体が赤く大型になる魚の総称。アコウダイやオオサガなどがメヌケと呼ばれる。5月18日(木)、外房大原の船宿から釣行した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・針生芳昭)

深場釣りで5kg頭にメヌケ(アコウダイ)釣る人8尾【千葉】船中全員安打達成

大原でメヌケ(アコウダイ)釣り

受付は1時30分で、出船は集まり次第。この日は、右舷に4人が乗船。深場釣りなので、オマツリ回避のため左舷には乗せない。

航程2時間10分くらいでポイントに到着。それまでは船のキャピンで休息。エンジンがスローになったら投入準備にとりかかる。

深場釣りで5kg頭にメヌケ(アコウダイ)釣る人8尾【千葉】船中全員安打達成 アコウダイ狙いのタックル(作図:週刊つりニュース関東版APC・針生芳昭)

大トモ側から「1番の人」との合図で1人ずつ投入。前の人が完全に投入できたら、船長が船を前進させて「2番の人」と順々に投入する。手前マツリや投入ミスがあれば一回休みになるので、準備は万全にしておきたい。ちなみに、一日に8投前後投入する。

無事に投入できたら、リールのスプールに指の腹部分を当てて落下スピードを調節。オモリの重さを感じながら海底に落とす。こうすることで、潮の流れでPEラインが極端に流されないようにする。

1投目から3.5kg本命登場

最初の投入後、海底にオモリが到達したら50mくらい巻き上げて、再度落とし込んでラインの弛みを取る。

釣り方は、オモリが海底をときどき叩くくらい。オモリトントンではない。また、マメにタナを取り直すことも重要だ。10分ごとに仕掛けを30~50m巻いてから再度落とし込むと、新たなポイントに移動するので、これも有効な手段のひとつだ。

若船長から「船はカケアガリを流しているので、伸ばすよりも巻き取るほうがいい」とのアドバイス。投入ごとに海底情報のアナウンスがあるので、的確なタナ取りを実行する。

1投目から竿先にアタリがきた。追い食いさせないで、電動リールのスイッチをオン。幸先よく3.5kgのメヌケ(アコウダイ)が釣れた。右隣の秋元さんは、アコウダイとキンメの一荷。

深場釣りで5kg頭にメヌケ(アコウダイ)釣る人8尾【千葉】船中全員安打達成本命とキンメを一荷でゲット(提供:週刊つりニュース関東版APC・針生芳昭)

メヌケは海底付近を泳いでいる。複数のハリに追い食いさせる提灯行列は、最初のアタリを確信したら海底に這わし、1尾目が仲間のところに戻る性質を利用する。

本命4点掛けに歓喜

私の竿先に小さなアタリ。PEラインはそのままの状態で、提灯行列を狙う。しかし、PEラインの引き込みが今ひとつ足りない。

若船長から「上げて」の合図。電動リールのスイッチを押す。竿先がオモリの重さ以上に曲がっていることを確認したら、ドラグを調整。ときどき竿先がピクピクと動くと、心臓がバクバクする。

深場釣りで5kg頭にメヌケ(アコウダイ)釣る人8尾【千葉】船中全員安打達成メヌケ4点掛け(提供:週刊つりニュース関東版APC・針生芳昭)

上がってきたのは、アコウダイの4点掛け。500号のオモリがなくなっていたので、魚だけの重さだった。今回は船上での取り回しを優先し、通常の10本バリではなく5本バリ仕掛けを使用。4点掛けは上出来だ。

深場釣りで5kg頭にメヌケ(アコウダイ)釣る人8尾【千葉】船中全員安打達成アブラボウズも上がった(提供:週刊つりニュース関東版APC・針生芳昭)

9時すぎに沖上がり。船中釣果は3~5kgメヌケ(アコウダイ)1~8尾。全員が型を見た。そのほか、キンメ20尾と20kgアブラボウズが釣れた。

釣ったアコウダイは握り寿司、煮魚、味噌汁に。刺し身は4日ほど熟成させてから食した。

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<週刊つりニュース関東版APC・針生芳昭/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
出船場所:千葉・大原
この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年6月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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