プランクトンパターンにチェンジ
日没後1時間までが、春の回遊アジが食ってくるタイミングだ。もう少し早めに見切ってもいいが、常夜灯が効き始めるのが1時間後なのと、その他の群れがプランクトンパターンになるのも結局1時間後くらいなので、居着きが反応するのもそのタイミングなのだ。
回遊がないからと言ってあきらめてしまうのではなく、この「間(ま)」の時間を辛抱強く待って、次の群れの釣果をいいものにしよう。常夜灯があればその下で、なくても何かアジが溜まる条件を見つけてしまえば、軽量リグに反応するプランクトンパターンの居着きの方が釣りやすい。春は水温が高くなってアジが動き出す時期で、冬の低活性の釣りとはワケが違う。密度の濃い群れを見つければ、アタリが出る。あとはそれをどうやって釣るか。
風と壁際パターンを頭に入れる
居着きのアジを釣る上でもっとも大事なのは場所の選定だ。そして場所を見つけるためには、潮の流れもそうだが、風の動きを見ることも重要だ。春は多くの場所で偏西風が吹くことになるので、西の風が吹いていく先で、プランクトンが風に押し流されて滞留する。そこにプランクトンの捕食者であるアジが着く。釣り場によっては、そこが足元になる。よっていわゆる「壁パターン」も意識して、自らの足元をうまく釣っていかなければならない。
足元の豆アジもやり方次第で釣れる(提供:TSURINEWSライター井上海生)
足元はアタリが出る場所から角度をつけて釣ってやればいい。少し離れた場所からキャストして、やりとりする。そうすればうまくドラグが効いて、アタリを吸収しやすくなる。
回遊と居着き、二種の性質の違いを知って、春のアジを釣ってやろう。究極に簡潔な言い方をすれば、「ジグヘッドを重めから軽めに」の変化で釣りわけられるので、それでもいい。
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<井上海生/TSURINEWSライター>
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