浅草から日光・鬼怒川を結ぶ、新型特急スペーシアXにオープンするカフェカウンター「GOEN CAFÉ SPACIA X(ゴエンカフェ スペーシアエックス)」にて、提供するメニューなどが決定した。

「五猿」と「ご縁」の2つの意味を込めた車内カフェには、立ち寄ってみるだけで、日光との縁が深まる限定メニューが揃う。

日光への旅がもっと楽しくなる車内カフェ

浅草~日光・鬼怒川方面を結ぶ東武鉄道の新型特急スペーシアXが、7月15日(土)から運行を開始する。その1号車コックピットラウンジ内にオープンするのが、カフェカウンター「GOEN CAFÉ SPACIA X」だ。

同カフェのコンセプトは「まだ知らない日光とつながること」。メニューはどれも、栃木の食材を知り尽くした地域の事業者と共同開発したオリジナル商品で、日光ならではの味わいを五感で楽しめる。

同カフェの看板メニューは、クラフトビール「Nikko Brewing」と、クラフトコーヒー「日光珈琲」だ。Nikko Brewingは、NIKKO LAGAR・ICHIGO ALEの2種類を用意。前者は、わびさびという日本文化にも通じる考え方に、ドライホップという革新的な製法を取り入れて作られるイタリアンピルスナーのスタイルで、日光らしい和魂・洋才を表現。後者は、栃木を代表するいちごをエールスタイルで提供することで、日光がもつ気品や豊かな色彩を表現した。

日光珈琲は、コクとフルーティーさを持ち合わせるタンザニアをベースに、旅への期待感を高める味わいに仕上げた、「NIKKO BLEND(HOT)~調和~」と、花のような香りとラズベリーのような酸味の、エチオピアをベースに活力ある味わいの「SEASONALBLEND(HOT)~気品~」の2つだ。

ビールのおともにうれしいアペタイザーも充実。日光の豊かな自然の中で丁寧に育てた日光のブランド鱒・頂鱒(いただきます)を燻製にした「頂鱒のスモーク」。自然豊かな環境の中でストレスなく育った、栃木のブランド豚・あさのポークを使用した「あさのポークのジャーキー」など、日光エリアで人気を誇る老舗の商品を限定で提供する。

また、コーヒーに合うスイーツ・スナックも用意。栃木県下野市の玉ねぎを使用したラスク、日光の片山酒造の酒粕とバタークリームを合わせたバターサンドなどの限定商品の他、日光を代表する三ツ山羊羹の一口羊羹をスペーシアXオリジナルパッケージに包んだ商品にも注目したい。

さらに、日光市が推進する「CHOCOTTO NIKKO」プロジェクトに参画したヨックモックの「プティ シガール オゥ ショコラ SPACIA X 缶」を限定5,000個で用意する。

個室をはじめ、豪華なコックピットスイート・プレミアムシートなど、落ち着きある車内でゆったりと寛ぎながら日光の旅が楽しめるスペーシアX。その1号車に設置されるカフェカウンターを利用すれば、日光への旅の期待感はますます膨らむことだろう。

GOEN CAFÉ SPACIA X(ゴエンカフェ スペーシアエックス)

(高野晃彰)