国内外から多くの観光客が集まり、活気が戻りつつある京都だが、深夜まで過ごせる店は意外に少ないという。
京都駅近くで夜でも楽しめる場所を、という声を受け、毎日午前2時まで営業する「BAR HIGH CENTRAL(バーハイセントラル)」がオープンした。
国際大会優勝バーテンダーが手がけた国産ウイスキーとオリジナルカクテルの専門店。新たなナイトスポットの誕生だ。
ウイスキーとカクテルの「BAR HIGH CENTRAL」
BAR HIGH CENTRALは、去る6月1日(木)に京都駅北口から徒歩3分の好立地にオープンした。七条烏丸の交差点を東に50m進んだ場所にあり、店舗前まで駅直結の地下道も続く。
オーナーバーテンダーの奥西敏宏氏はこれまでに数々のカクテルの大会で入賞し、2019年にはシンガポールで行われたアジア大会でも優勝。
30カ国以上の代表者が参集した大会だったが、英語でのプレゼンテーションと、独自に研究したカクテル技術でNo.1の座を獲得した。
さらにウイスキーのプロの資格も併せ持つことから、出身地である京都でオリジナルカクテルと貴重な国産ウイスキーが楽しめる店をオープンするに至った。
深夜営業している店が少ない京都駅周辺で、BAR HIGH CENTRALは毎日深夜2時まで営業。オープンしてからは連日地元の人や、観光客・インバウンド客で賑わう。
あえて海外のバーをイメージした内装デザイン
内装は海外のバーをモチーフとし、黒を基調とした店内にゴールド・シルバーのゴージャスな照明が輝く。
一見すると「京都らしくない」内装だが、昼間は寺社仏閣や日本食を満喫できる土地柄ゆえ、ナイトスポットである同店ではあえて海外をイメージ。
日本では木目調のカウンターに静かなジャズが流れるバーが多い中で、その逆を考えて店舗を設計したという。
BGMや家具はもちろんライティングにもこだわり、フォトジェニックな店舗になるよう考え抜いた。
店内に一歩足を踏み入れると、まるで海外旅行に来たような雰囲気。本格的なカクテルと豊富な国産ウイスキーが出迎えてくれる。
見た目・香りにこだわったオリジナルカクテルは男性・女性問わず人気だという。ウイスキーも国産のものを中心に、スタンダードなものからレアなものまでを豊富にラインナップ。
ひとり客やペアにはカウンター席が、団体やビジネス用途には広々と使えるテーブルとソファー席が用意される。
さらに、予約制で貸切にも対応する。プロジェクターも完備しており、パーティーなどでの利用が可能。
何を頼んだらいいかわからないという「BARあるある」を解消するためモバイルオーダーを導入し、スマートフォンからメニューの内容や写真を見て注文できる。
「CENTRAL(セントラル)」の名のとおり、再開発の進む京都駅周辺でナイトスポットの中心的な存在を目指すという。
日本の歴史を体感する場所、京都であえて海外の雰囲気を演出するという逆転の発想。古都の夜がますます楽しくなりそうだ。
BAR HIGH CENTRAL
所在地:京都府京都市下京区七条通烏丸東入真苧屋町211 K-UP七条ビル3階
アクセス:JR京都駅・市営地下鉄 北口より徒歩3分(店舗前まで駅直結の地下道あり)
営業時間:19:30~翌2:00
定休日:月曜日
座席数:27席(カウンター7席、ソファー&テーブル席20席)
(SAYA)