食べログ百名店に3期連続で選出されたうなぎの名店「炭焼うな富士」。年間来店客数50万人以上を達成した有名行列店が、いよいよ西日本へと進出する。出張や旅行の際に「炭焼うな富士」と出会ったことがある人なら、思わず体が前のめりになるニュースだろう。
繁忙期は3時間もの行列!うなぎの人気店「炭焼うな富士」
「炭焼うな富士」は、繁忙期の夏場になると待ち時間が3時間になることもあるうなぎの名店。
名古屋では、創業から100年以上の歴史を持つうなぎの老舗も少なくない。その中においては、「炭焼うな富士」は創業28年のまだまだ若い店だ。
しかし、わずか30席ほどの小さな店を目掛けて長蛇の列ができ、ときには海外からも「うな富士のうなぎを食べたい」という人たちが押し寄せる。
同店では1日に何万匹ものうなぎを捌き、焼き手が肉厚の大きな身を1000℃の直火で焼き上げる。香ばしいパリパリの表面、ふわふわの柔らかな舌ざわりが評判で、「パリ・ふわっ・トロ」とした食感に仕上げたうなぎは絶品だ。
創業者・水野さんのうなぎへのこだわりが客を呼んだ
「炭焼うな富士」は、元飼料メーカーに勤務していた水野さんという男性によって創業された。
水野さんがメーカー時代に初めて味わった白焼きの美味しさに心打たれた経験と、「この美味しさをたくさんの人に味わってほしい」という想いが同店の原点だという。水野さんは脱サラを経て、全国各地の有名なうなぎ店で修業を重ね、1995年に50才で店を開いた。
同店では、一般的なうなぎ店のうなぎの“3割以上大きい”という特大の青うなぎを料理に使用している。その身の厚さや脂の乗り方、旨味はまさに格別。うなぎの全体の収穫量のわずか2割、本当に旨いうなぎだけを仕入れるこだわりようだ。
この仕入れも、水野さんのメーカー勤務時代の出会いと、毎朝市場に足を運び築いた各地の養鰻業者との繋がりがあってこそ。創業者のうなぎへの強い情熱が、人気の味を作り出したのだ。
「炭焼うな富士」の西日本進出が決定
「炭焼うな富士」は2020年9月に炭焼うな富士有楽町店をオープン。次いで今年3月には、東京ミッドタウン八重洲店をオープンした。
コロナ禍での相次ぐオープンにもかかわらず、2022年は「炭焼うな富士」全店において、年間来店客数が50万人以上を達成。各店が長い行列をつくり、おいしいうなぎを食べたい人たちが殺到した。
そして今回、晴れて地焼きの本場である西日本への初進出が決定。詳細情報はまだ公開前となっており、今後明らかになる予定だという。西日本在住者は、同店の今後の動きに注目してほしい。
炭焼うな富士公式サイト
(IKKI)