企業へのWebマーケティング支援を行う株式会社Faber Companyは、独自にリストアップしたタレントマネジメントや関連システムを提供する、上場企業または資金調達実績のある32社を対象に調査を実施。独自ルールにてスコアを算出し、スコア1000を基準として「スコア1000以上のグループ」(成果を出しているメディアグループ)と「スコア1000未満のグループ」でメディアの特徴を比較しました。
その結果、SEOで成果を出しているHRテック系オウンドメディアでは、以下の11の特徴があることがわかりました。
URL構造がサブディレクトリ
スコア1000以上のメディアの80%がURL構造をサブディレクトリにしており、残り20%はサブドメインでの運用としています。一方、スコア1000以下のメディアでは、サブディレクトリ構造にしているのは72%にとどまり、16%はサブドメイン、さらに12%は独自ドメインで運用しているとの結果が出ました。
記事本数やコンテンツ種類が充実
スコア1000以上のメディアのうち60%は「500本以上」の記事が公開されていることに対し、スコア1000未満のメディアでは20%という結果に。
さらに、更新頻度にも違いが出ました。スコア1000以上のメディアでは40%が月に「28本以上」更新している一方で、スコア1000未満のメディアでは「4本以下」というメディアが44%でした。
スコア1000以上のメディアは本数が多いためコンテンツの種類も豊富で、調査コンテンツやインタビューコンテンツも充実しています。
ダウンロード資料の設置にも差が
スコア1000以上のメディアは、なんと100%がホワイトペーパーなどのダウンロード資料を設置。一方、スコア1000未満のメディアでは、ダウンロード資料を提供しているのは68%にとどまっています。
その他の特徴
上記の他にも、成果が出ているオウンドメディアには以下のような特徴が見つかりました。
- お役立ち資料の数が30本以上ある
- YouTubeチャンネルを運用している
- 執筆者情報がある
- 監修者情報がある
- お役立ち資料とサービス資料DLの入力項目を分けている
- お役立ち資料とサービス資料DL後の挙動を分けている
本調査はHRテック系オウンドメディアを対象にした調査ですが、調査結果は他の業種やジャンルでも参考になりそうです。