■若い選手陣
阪神の四球数は12球団トップの205だ。選手別に見ると、1番近本光司が38個、2番中野拓夢が28個で、4番大山悠輔でさえ35個も選んでいる。
「選手が若いしね。勝つことで自信をつけて徐々にチーム力が上がっていけばいいと考えていたが、思ったよりも(成長が)早い。状況判断がもの凄くできるようになったのも大きいし、後半に入って同点とかで競ってくる中での自分の役割というか、それがフォアボールにもつながっている」と岡田監督。
■リーグトップ防御率2.78
広い甲子園球場を本拠地にしていることもあり、チーム本塁打数は中日ドラゴンズの24本に次いで少ない30本だが、総得点は両リーグトップの225だ。リーグトップの防御率2.78を誇る投手陣を支える攻撃陣。
小型でも「四球」という電気を動力源にしたモーターで走行するEV車のように、阪神は安定感抜群の走りを見せている。(成績は6月9日現在)