日産が東京オートサロン2022などに出展した「キャラバンMYROOM CONCEPT」を、「キャラバンMYROOM」として今年度内に市販化すると予告。合わせて3点の先行画像を公開

日産自動車は2023年5月29日、車中泊のコンセプトカーである「キャラバンMYROOM CONCEPT」を「キャラバン MYROOM」として市販化し、今年度内に発売すると発表した。

日産キャラバンの車中泊コンセプトカーの市販化が決定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

▲日産が車中泊のコンセプトカーである「キャラバンMYROOM CONCEPT」を「キャラバン MYROOM」として今年度内に発売すると予告。“MYROOM into the Nature”の文字を配する専用ロゴステッカーを製作する

「キャラバンMYROOM CONCEPT」は、今年で誕生50周年を迎えた「キャラバン」での車中泊を提案するコンセプトカーで、自分のお気に入りの部屋ごと自然の中に持ち込んでリラックスできるというテーマのもと、様々な憩いのスタイルを楽しめるクルマとして開発する。東京オートサロン2022に初出展以降、各種展示会にて披露され、来場者からの市販化の要望が多く聞かれた。この声を重視した日産は「キャラバン MYROOM CONCEPT」の市販化を決定し、「キャラバンMYROOM」の名で今年度内に発売予定とアナウンスした。

日産キャラバンの車中泊コンセプトカーの市販化が決定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

▲キャラバンMYROOM CONCEPT(写真)は既存のキャラバンをベースとした車中泊を提案するコンセプトカーとして開発。市販化においては、コンセプトカーに限りなく近い形の内装を採用するという

今回公開された先行画像では、リアガラスに装着した“MYROOM into the Nature”の文字を配する専用ロゴステッカー、フロントシート後方から荷室部にまで広がるベッド、LED照明を配した木目調のセンタールーフ、木目調のリアクォーターウィンドウ枠およびブラインド、リアガラスを覆う白いカーテンなどが確認できる。日産はキャラバンMYROOMの内装に関して、コンセプトカーに限りなく近い形を維持すると公表。また、日常の延長線上で居心地の良さを求めるユーザーに向けて、木目をふんだんに使うことで“クルマの内装感”を徹底的に消し、シンプルでミニマルなデザイナーズホテルのような洗練された趣を実現したという。また、機能面ではユーザーの声を受け、使いやすさのさらなる向上を果たしているそうだ。

日産キャラバンの車中泊コンセプトカーの市販化が決定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

▲フロントシート後方から荷室部にまで広がるベッドを配備。形状を見ると、ベッドマットは展開・収納が可能となる模様

日産キャラバンの車中泊コンセプトカーの市販化が決定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

▲木目をふんだんに使うことで“クルマの内装感”を解消。シンプルでミニマルなデザイナーズホテルのような洗練された趣を創出する

提供元・CAR and DRIVER

【関連記事】
「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ