伊藤洋輝 写真:Getty Images

 プレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパーは今月、セルティックを率いていたアンジェ・ポステコグルー監督の招へいを公式発表。セルティックから日本代表FW古橋亨梧やMF旗手怜央を獲得する可能性が報じられる中、VfBシュツットガルト所属DF伊藤洋輝にも関心を寄せているようだ。

 伊藤は2021年6月にジュビロ磐田からシュツットガルトへ移籍。海外挑戦1年目からレギュラーに定着すると、今季もセンターバックの主力選手としてリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。ハンブルガーSVとの2部入れ替え戦で2試合ともにスタメン出場し、チームも2試合合計6-1で圧倒。ブンデスリーガ残留に大きく貢献している。

 ドイツメディア『zvw』は今月中旬、シュツットガルト所属選手の去就を特集。2025年6月まで契約を残す伊藤について、日本代表MF遠藤航とともに「売却不可能な戦力」としてクラブ幹部が慰留に動く可能性を伝えていた。

 しかし英メディア『HITC』は14日に「トッテナムのポステコグルー新監督は、伊藤との契約を要望した」とリポート。これによると、トッテナムはレンタル移籍終了によりバルセロナへ復帰見込みであるDFクレマン・ラングレの後釜として、伊藤をリストアップしたという。

 また同メディアは磐田やシュツットガルトにおける伊藤の活躍ぶりを伝えた上で、「ポステコグルーが横浜F・マリノスを率いていた時、伊藤は磐田で輝きを放っていた。伊藤は磐田在籍時からポステコグルーのレーダーに映っていたかもしれない」と綴っている。

 なお伊藤については、セリエA(イタリア1部)優勝クラブのナポリが韓国代表DFキム・ミンジェの後釜としてリストアップしたとイタリア国内で報じられている。シュツットガルトからのステップアップ移籍が期待される中、トッテナムやナポリからオファーが届くか注目が集まる。