一夜にして広大な麦畑の中に幾何学的な模様が出現するミステリーサークル。

 昔はUFOの着陸した痕跡や宇宙人からのメッセージだと言われていたが、現在、専門家の間では人工的に作られたものだと考えられることが多い。だが、中には短時間で作るには難しい複雑な模様のものや、周囲に人目があったにも関わらず出現していたものなどもあり、一部は謎の力で作られたものではないかと考えられている。

 先日、イギリスにて今年最初のミステリーサークルが研究者によって発見され、「2023年のミステリーサークル・シーズンが正式にスタートした」という発表がなされた。

2023年初ミステリーサークルが出現! 宇宙人の季節がやって来た!?=英・伊
(画像=『TOCANA』より 引用)

 今年最初のミステリーサークルはウィルトシャー州にあるブロード・ヒントン村で、28日日曜日に発見されたと報告されている。中央の円から外側に伸びる6つの刃のような形からなるこの図形は、「太陽のシンボル」であるとする説と、扇風機やボートのプロペラに例える説が出てきているようだ。

 ミステリーサークルが超自然的な現象で生じるものにせよ、エイリアンの手によるものにせよ、はたまた何者かのいたずらによるものにせよ、畑の小麦が伸び始める春から初夏にかけてのシーズンは欧米ではミステリーサークルが出現し始める時期となる。しかし、今年は4月から5月にかけて1つも出現しなかったことから多くのミステリーサークル愛好家がやきもきしていたようだ。

 ちなみにミステリーサークル現象はイギリスが本場なのだが、ほぼ日をおかずしてイタリアの小麦畑でもかなり大きなサークルが発見されて注目を集めた。地元メディアの報道によると、カプリアノ・デル・コッレという地域の道路を自転車で走っていた人が発見したという。直径は約1.5メートル、円を4つ組み合わせて三日月型を大小二つ重ねたような形状で、大きな白い月の中に小さい輪が浮かんでいるような形状になっている。

2023年初ミステリーサークルが出現! 宇宙人の季節がやって来た!?=英・伊
(画像=画像は「QuiBrescia」より,『TOCANA』より 引用)

 イタリアではミステリーサークルが出現するのは珍しいことであるため、現地にはこの不思議な造形物を一目見ようと多くの人が訪れ、出来た原因について議論し合っているという。あるメディアでは「宇宙人の仕業だ」とする説を上げ、また別のメディアは「このデザインは才能ある人間の手によるものだ」と主張しているそうだ。

 いずれにせよ、2023年もさまざまなデザインのミステリーサークルが欧米の畑に出現することは間違いないだろう。

 ところで、1991年にダグ・バウワーとデイブ・チョーリーがミステリー・サークルの最初の製作者として名乗りを上げ、製作方法も含めてネタばらししたことがある。ただミステリーサークルを製作するほかのグループも複数活動しているようで、その全体像は把握されていない。ミステリーサークルの多くは人間の手によるものだと考えられているが、宇宙人がやっていないと証明することもまた難しい。

参考:「Coast to Coast AM」「QuiBrescia」「Wikipedia」

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

2023年初ミステリーサークルが出現! 宇宙人の季節がやって来た!?=英・伊
(画像=『TOCANA』より 引用)

文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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