全室温泉付きのスイートルームに泊まり、天草の食を楽しむ。

6月5日(月)、熊本県の天草・松島に、スモールラグジュアリーホテル「天ノ寂(あまのじゃく)」がグランドオープンした。

天草の食や海の景観を堪能できる「天ノ寂」

「侘び寂び(わびさび)」という日本語の中でも耳にする「寂び」とは、時間の経過によって現れる美しさのことを指す。

時と共に移り変わる空の色、時を刻むように寄せる波の音。「天ノ寂」は、静寂と共にその趣を愉しめるホテルだ。

芸術と触れ合えるホテル

同ホテルでは気軽にアートと触れあってもらえるよう、ラウンジや客室に天草出身の画家・横島庄司氏の絵画を設置。客室のオブジェやルームキーホルダーには、和水町の彫刻家・上妻俊宏氏の作品を採用している。

ホテル入り口の魚のオブジェは、スペインのアーティスト・イノクオ氏の作品だ。

また、天草更紗(あまくささらさ)や天草陶磁器など、随所にこの土地ならではの工芸品を並べ、天草の魅力も伝える。

ダイニング「わび」で天草の海の幸を味わう

ホテルのダイニング「わび」は、カウンター10席と個室7室を備えた日本料理店。どの席からでも天草の海を望め、季節折々の海の表情を愛でながら料理を楽しむことができる。

ここでは、近海の“海の幸”の魅力を活かした日本料理と鮨を提供する。料理を通しても、天草の四季を感じられるのが嬉しい。

全室温泉付き。広々とした客室で癒しの時間を

「天ノ寂」には全11室の客室がある。いずれもゆとりある広さで、客室内で松島温泉も楽しめる。

客室タイプは、174.10平米の「スイート」(85,800円~)、104.60平米の「ジュニアスイート」(63,800円~)、139.80平米の「クアッドスイート」(74,800円~)の3種類。部屋ごとに調度品が異なるため、何度宿泊しても飽きずに滞在できる。

ホテル名「天ノ寂」の読み方は、「素直になれない」「人と同じが嫌」といった“あまのじゃく”と同じ。こうしたネーミングからも、ホテルのユニークな一面や、他ホテルとは一線を画すこだわりが垣間見える。

天草でしか味わえない特別な体験を楽しみたい人は、今年、新たにオープンした「天ノ寂」へと足を運んでみては。

天ノ寂
所在地:熊本県上天草市松島町合津6136-13

(IKKI)

1泊夕朝食付き/2名利用時における1名あたりの税込価格