衝撃の400馬力!ニスモ400R

「昔の駄作は現在の傑作」BCNR33スカイラインGT-Rの評価がコロっと変わったのはナゼ?【推し車】
(画像=NISMO 400R、『MOBY』より 引用)

さらに究極のBCNR33派生車が、ニスモから発売されたコンプリートカーのニスモ400R。

日本自動車工業会の加入メーカーではないニスモ名義ですから280馬力自主規制値を気にすることなく、2.8リッター化したRB-X GT2エンジンは車名通り400馬力を発揮しました。

1995年2月に1,200万円、限定99台で発売されて、実際の販売台数は55台と言われていますが、筆者も1度だけ400Rを見た事があり、そのオーラは普通のBCNR33とは別物です。

確かに1,200万円という価格は高額でしたが、2023年現在の物価に換算すると1,314万円ほどとなり、現在のR35GT-Rが1,375万円からと考えれば、ニスモのコンプリートカーとしてそう高額とは思えません。

こんな感じで、1995年1月の発売から1998年12月に販売を終える約4年足らずの間、かなり話題を振りまいたBCNR33でしたが、終始「大きく重くデブになったスカイライン」というR33型への酷評に引きずられ、中古車相場も安い「穴場」でした。

ただ、アメリカの25年ルール(新車販売していなかったクルマでも、発売から25年経てば登録して公道を走れるようになる)によって2020年頃から中古車価格が高騰し、かつては高くて数百万円台だったのが、今や安くとも500万円台、高額車は2,000万円を超えます。

あれだけカッコ悪い、ダサいと言われていたのに、今や「実は美しいデザイン」と言われてみたり、時代が変われば評価も変わる好例になりました。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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