週末の予定で、ファミリーフィッシングを予定されるご家庭もあるかと思います。しかし、安全なイメージの強い堤防ですが、実は子供がふとした瞬間に興味本意で近付いて怪我をしたり、落水してしまう可能性が高い場所が存在します。今回は、落水や怪我の経験の絶えない筆者が、案外にスルーされがちな危険な場所をご紹介致します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松永一幸)
危険度1:ゴム製の滑り止めがある階段
滑り止めの印象が強いゴムですが、濡れると摩擦力が著しく低下し、余計に滑りやすい状態になる場合があります。見た目だけで安全と思うのは危険です。
また、潮汐の影響を受ける高さの階段については、海藻が繁茂して滑りやすくなっており、転倒・落水の可能性があります。
危険度2:浮桟橋の繋ぎ目
少し波がたつとギシギシと鳴り揺れる浮桟橋ですが、大人からすれば小さな溝だったり小さな隙間ですので、危険と感じづらいと思います。しかし、何気ない繋ぎ目でも、小さな子供からしたら不思議な場所に見え、つい指を入れてしまうこともあります。
また、浮桟橋の稼働を担うローラー付近は、少し隙間が大きく、身を潜めている小魚が水族館のように見える場所です。万が一、覗き込んだ時にバランスを崩してしまい落水してしまえば、浮桟橋の下に潜り込んでしまい、溺れる可能性が高く大変危険です。
危険度3:スロープ
船の入水・引き上げ用途で設けてあるスロープですが、見た目に反して危険な場所です。傾斜も緩やかで、「海へアプローチするなら、ココかな?」と思われる方も多いと思います。
海面より露出している場所は潮汐の影響を受けづらいため、滑る可能性は低いものの、満ち潮で沈む部分(色が違う部分)は、海藻が繁茂して滑りやすい状態になっており、落水してしまう可能性が高いです。
また、万が一落水してしまったら、這い上がるのは困難です。濡れた衣類で体重は、2倍以上に感じるうえ、繁茂した海藻で滑って登れない恐怖の蟻地獄になります。さらに小さなお子さんは、船の往来で発生する波にさらわれて沖へ流される可能性があります。