動画投稿サイトで芸能人らを脅迫したなどとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)などの疑いに問われていた元参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)が6月4日、滞在先のアラブ首長国連邦から成田空港に到着し、その後、警視庁に逮捕された。その時のファッションが話題を呼んでいる。
成田空港に姿を表したガーシー容疑者は、青いTシャツに白いショートパンツ、足元はサンダルというラフなイデタチだった。

Tシャツは、1945年に設立されたフランスのラグジュアリーブランド「バルマン(BALMAIN)」とピカチュウ(ゲーム「ポケモンユナイト(Pokémon UNITE)」)がコラボしたアイテムだ。ガーシー容疑者着用のTシャツは定価6万2700円だ。
Tシャツに比べあまり取り上げられていないのが白のショートパンツだ。2021年に発売された「ナイキ(NIKE)」のジョーダンブランドと、アメリカ出身のラッパーであるトラヴィス・スコットによるファッションブランド「トラヴィススコット カクタスジャック(Travis Scott Cactus Jack)」、原宿のカリスマプロデューサー藤原ヒロシが率いる「フラグメント(fragment design)」のトリプルコラボレーションアイテムだ。3者のアイコニックなロゴが印象的だ。定価は1万1000円だが再販もなく希少なアイテムのため、中古サイトなどでは倍以上の価格で取引されているお宝だ。
サンダルは「アディダス(adidas)」のイージー(YEEZY)だ。イージーは、「アディダス」とカニエ・ウェストのタッグによって生まれた大人気シリーズだ。新作の発売では抽選形式が採用され、即完売、転売市場で2倍以上もの値が付くこともある。
ガーシー容疑者は、ユーチューブの広告収入が1億円以上あったと見られているが、日本帰国時に着用していたアイテムはどれも2022年秋冬シーズン以前に発売されたものだ。国際指名手配され、雲隠れするようになってからは居場所が判明する懸念があるEコマースなどは利用していなかったのかもしれない。
ガーシー容疑者は以前「カルブ(QALB)」というアパレル会社の経営をしていたことがあるためか、ファッションは実にスーパーカジュアル&スーパーハイセンスだ。ガーシー容疑者が経営から退いた後も「カルブ」はネットで販売を行っていたが、現在は更新されていない。
文・平野智香/提供元・SEVENTIE TWO
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