アネモネとギリシア神話の関係

アネモネの花言葉はネガティブなものが多い!その理由はギリシア神話にあり?!
(画像=『FUNDO』より 引用)

前述の通り、アネモネには、「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「見放された」などネガティブな意味合いの花言葉が多くあります。
これは、ギリシア神話にある2つの物語に由来しているとも

ここでは、その2つの物語の概要を紹介します。

西風の神ゼフィロスにまつわる物語

西風の神ゼフィロスは、フローラという花の女神と夫婦でした。
このフローラの侍女の中に、アネモネという美しい妖精がいました。

ゼフィロスは、フローラという妻がありながらもその侍女であるアネモネに恋をしてしまい、ついに2人は恋仲となるのでした。
しかし、この禁断の愛はフローラにバレてしまいました。

そして、自分に仕えるアネモネの不義を知り怒ったフローラにより、アネモネは追放されてしまうのです。
それでもアネモネへの愛を失わなかったゼフィロスは、行く先を失ったアネモネを美しい花へ変えました。
こうして、アネモネは春の風も司るゼフィロスのやさしい春風を真っ先に受けて花を咲かせるようになったのです。

この伝承から、アネモネは「見捨てられた」「見放された」といた花言葉が来たとされています。

アドニスの物語

美の女神アフロディーテ、冥界の神ハーデスの妻ペルセポネの2人の女神から同時に愛されたアドニスという美少年がいました。
アドニスをめぐる女神同士の争いになることを恐れ、神々の世界では裁判が開かれました。

裁判の結果、アドニスは1年の1/3ずつアフロディーテとペルセポネそれぞれの女神と過ごすことを命じられ、残りの1/3は好きに過ごしてよいということになりました。
この時、アドニスは自由な時間の1/3の時間もアフロディーテと過ごすことを選びました。

女神たちに愛されたアドニスは狩猟が大好きな人物だったため、時に自由な時間を使い狩猟に出かけることもありました。
ところがある時、猟にでていた際に、イノシシの突進を受けアドニスは帰らぬ人となってしまいました。

アドニスの死を悲しむアフロディーテは、アドニスから流れ出た血を花に変えました。
その花は、血のような深紅の花を咲かせたのですが、それがアネモネの花だったのです。

この物語から、アネモネには「はかない恋」「恋の苦しみ」といった花言葉も与えられたとされています。  

まとめ

春先に美しい花を咲かせるアネモネ。
ところが、その花言葉は意外にもネガティブなものが多くあります。
それは、ギリシア神話にあるなかなか切ない物語から来ているのだとか。

提供元・FUNDO

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