現在はスポーツコメンテーター・タレント・指導者・文筆家として活動する元陸上選手・為末大さんが執筆した新刊『熟達論――人はいつまでも学び、成長できる』が、7月13日に株式会社新潮社から出版。価格は1,980円(税込)です。
アスリート時代の‟学び”の集大成
本書は、世界陸上で日本人として初めてメダルを2回獲得、オリンピック3大会に出場。23年6月現在、いまだに破られない男子400mハードルの日本記録保持者である著者のアスリート時代の‟学び”をまとめた集大成となる1冊。為末大さんが、半生をかけて考え抜き、さまざまなジャンルの達人たちとの対話を重ねて辿り着いたという‟熟達への道”を総括します。
著者が公開するエッセイによると、人は、遊・型・観・心・空という5つのプロセスを経て、熟達に至るとして本書は構成され、「空」の章では、ご自身のゾーン体験(※)を自らの言葉で詳細に綴っているそうです。
※アスリートが集中力が極限まで高まり、感覚が研ぎ澄まされ競技に没頭している状態・感覚
書籍概要
『熟達論 人はいつまでもまなび、成長できる』為末大 著
発売日:7月13日
造本:四六判ハードカバー
定価:1,980円(税込)
ISBN:978-4-10-306453-4
目次
序 熟達の道を歩むとは
第一段階 遊 不規則さを身につける
第二段階 型 無意識にできるようになる
第三段階 観 部分、関係、構造がわかる
第四段階 心 中心をつかみ自在になる
第五段階 空 我を忘れる