皆様こんにちは!日本は感染症法上の位置づけとして、5月8日に新型コロナウイルスが「2類」から「5類」に移行しましたね。やっと長く暗いトンネルの出口が見えてきた気がします。そろそろ海外旅行に行きたいとお考えの方も多いのでは?バリ島はというと、新型コロナウイルスのことなどもう誰も気にしていなくて、パンデミック前の活気あふれる状況とほぼ変わらない雰囲気になっています。
さて、バリ島において1年に1度の奇祭である「ニュピ(Nyepi)」ですが、2023年は3月22日~3月24日でした。そしてニュピについては、過去に2回ほど記事にしているのですが、その度にニュピの日の素晴らしい星空をお届けしたいと思っていました(ニュピの日は電気の使用が禁止されているので、星が綺麗に見えるのです)。けれども、ブログの写真はスマートフォンで撮っているので、星空を綺麗に撮影できず断念していました。
しかし、今年はスマートフォンを買い替えて、夜空の撮影ができる機種にしたので、念願だったニュピの満点の星をお届けできます(とは言っても、素人レベルの画像ですが・・・)!今年のニュピは良く晴れたこともあり、星空の撮影ができたので、星空の画像と共に今年のニュピの様子をお届けします♪
過去記事でニュピについて書いているのと、バリ島ファンならニュピを知らない人はいないと思うので、今回の記事では星空の画像と雰囲気だけをお伝えしたいと思います。「ニュピ(Nyepi)って何?」と思った方は、過去記事に詳しく記載していますので、下記リンクをご覧いただけますと幸いです。
目次
今年はやっとオゴオゴも開催されました!
ニュピ前日の大晦日「プングルップカン」
今年はやっとオゴオゴも開催されました!
ニュピというとセットで必ずオゴオゴがイメージされますよね。オゴオゴとは簡単に説明すると、ニュピ前日のプングルップカンの夜に開催される悪霊退散のお祭りです。バリ人のみならず、外国人にもオゴオゴのパレードは大人気です♪

パンデミック前は大きな大会形式で開催されたり、1年かけて大会に出品するオゴオゴの悪霊を製作したり、オゴオゴの日が近づくにつれ、あちらこちらで練習している風景が見られました。とにかくバリ人のオゴオゴに対する情熱は半端ないです!
ただ、皆様お察しの通り人が多く集まるので、新型コロナの影響で3年間オゴオゴは開催を禁止されていました。そしてやっと今年は復活し、オゴオゴに開催許可が出ました!ただし、パンデミック前の派手さとは異なり、各地域内で小規模開催という形になりました。それでも、オゴオゴ開催前の数日間、練習に勤しむバリ人のグループを何度も見かけ、皆が久しぶりのオゴオゴを楽しみにしていることがとても伝わりました。
ちなみに私の自宅周辺では、半径1~2kmを2周する程度のオゴオゴパレードだったらしく、気が付いたらすでに終わっていました。来年はパンデミック前みたいなオゴオゴが開催されるのかな?
ニュピ前日の大晦日「プングルップカン」
我が家はバリヒンドゥーなので、今年もニュピ前日に悪霊退散の儀式を行いました。

これから家に1年間溜まった穢れや邪気、悪霊を払うため、神に祈りを捧げます。今まで悪霊退散は鍋を叩いて大きな音を出したり、松明みたいなものでそこら中を叩いたりしていましたが、今年は竹を叩いて追い払うようです。この辺は夫にお任せしているのですが、特に悪霊退散グッズの違いに理由は無くて、単に毎回気分で悪霊退散グッズを選んでいると思います(笑)

こちらもプングルップカンの儀式に欠かせない「サンガ・チュチュック」です。これはニュピの日に跋扈する魑魅魍魎(バリ人は精霊や悪霊と表現します)をおもてなしするお家です。「おもてなしをするので、うちには入ってこないでね~!」という感じのイメージになります。

こちらの画像は「サンガ・チュチュック」の足元に置かれたお供え物です。真ん中の丸いお供え物ですが、数段に重なっていて108個(煩悩の数?)の葉っぱで出来たお皿が並びます。このお供え物はニュピの時にしか使わない独特なお供え物になります。

その他、家のあちらこちらに画像の様なお供え物が捧げられます。家の穢れを祓い、ニュピに跋扈する魑魅魍魎を家の中へ招かないように準備することによって、安心してバリ島で新年を迎えることができるのです♪