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総統地下壕
フンボルトハインの高射砲塔跡

総統地下壕

ベルリンにはドイツの敗戦を裏付けるような歴史的に重要な場所があります。それはヒトラー最後の地となった総統地下壕です。場所はポツダム広場のすぐ近くにあり、現在は集合住宅やその駐車場となっています。地下壕は攻撃されても防げれるように分厚いコンクリートで作られていました。1945年1月からヒトラーは安全のためにここで暮らすようになり、同年4月30日に自殺を遂げています。

そして、この出来事がドイツの敗北を決定づけたのでした。そんな場所はヒトラーを崇拝する人々の聖地にならないように痕跡を残すことなく破壊されました。しかし今では歴史を伝えていくために、地下壕跡に看板が掲げています。そして過去の歴史に気付かせてくれるのです。

総統地下壕 / Führerbunker

  • 住所 : 10117 Berlin
  • 開館時間 : 屋外であるため常時訪問可能
  • 入場料 : 無料
ベルリンに残る戦争の傷跡、建物、歴史的に重要な場所5選
(画像=『たびこふれ』より引用)
ベルリンに残る戦争の傷跡、建物、歴史的に重要な場所5選
(画像=『たびこふれ』より引用)

フンボルトハインの高射砲塔跡

戦中にドイツでは空からの攻撃に対処するため、分厚いコンクリートで作られた高射砲塔が建てられてました。その一部は頑丈な作りから完全に破壊されることなく、今もベルリンの街に残されています。それは街の中心近くのフンボルトハインにある高射砲塔跡です。跡地にあるのは小高い丘の公園。そこにはコンクリートの展望スペースがあり、眺望を楽しめるでしょう。

実はこの展望スペースこそが高射砲塔の一部なのです。頑丈さのあまり、破壊されなかった建物は、公園の展望スペースとして転用されています。今では公園として多くの人が散歩を楽しめる場所になっていますが、同時に過去の歴史も伝えてくれるのです。

ベルリンに残る戦争の傷跡、建物、歴史的に重要な場所5選
(画像=『たびこふれ』より引用)
ベルリンに残る戦争の傷跡、建物、歴史的に重要な場所5選
(画像=『たびこふれ』より引用)

フンボルトハインの高射砲塔跡 / Flakturm Humboldthain

  • 住所 : Hochstraße 5, 13357 Berlin
  • 開館時間 : 屋外であるため常時訪問可能
  • 入場料 : 無料