イーサリアムと聞いてピッと思い浮かぶのはNFT(非代替性トークン)なのです。ビットコインとイーサリアムの違いを挙げよと言われたら私ならNFTとの相性の良さの差だと考えています。暗号資産の中でビットコインとイーサリアムを持ち上げていうなら「暗号資産の代表的インフラ」です。その下にNFTがぶら下がっているというイメージです。上述の出資はイーサリアム経由NFT購入は一目瞭然で、将来価値が上がるはずのNFTを換金するのにイーサリアム経由にするということではないかとみています。
しかしそのNFTが何百、何千倍になる保証はどこにも存在しません。私のビジネス、これから儲かってウン百倍にするからお金貸して、と言われて一つ返事でOKする人はいないですよね。だけど、騙されやすいのは4万円からと宝くじのような大化けを煽ることで人々は騙されるのです。4万円ならいいか、って。だけど4万円で済むケースは無いのです。たっぷり吸い取られるでしょう。だから否なのです。
話を本題に戻し、まとめましょう。起業のチャンスは少なくなりつつあります。もちろん、時代の変革の中で今までの常識が非常識となり、新たなビジネスが生まれるとされます。例えばサブスクはその典型。そして月〇円払えば使い放題、食べ放題といったビジネスが生まれたのはコロナ前です。結局、サブスクビジネスはどんどん的が絞られ、大資本の会社が主導しつつあります。
小資本では勝てない、これが残念ながら現在言えることです。「大恐竜時代」のようにでかいものが全てを淘汰する、それが資本主義の末期的症状ともいえる状況にあるのです。もしも起業で勝ちたいならインド、バングラディッシュあたりでビジネスを立ち上げる方がそれこそ何百倍にもなる可能性を秘めています。だけど、ビビっちゃうでしょうね、バングラでビジネスなんて。行けば分かります。空港まで行ったら普通、帰りたくなりますよ。そんな喧騒こそ、チャンスがある、とも言えます。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2023年6月6日の記事より転載させていただきました。