遠藤渓太 写真:Getty Images

 かつて横浜F・マリノスに在籍していたFW遠藤渓太は、ブンデスリーガ(ドイツ1部)ウニオン・ベルリンからドイツ2部アイントラハト・ブラウンシュヴァイクへレンタル移籍。レンタル移籍期間が今月末までである中、クラブ幹部が同選手の去就に言及した。

 同選手は2020年7月に横浜FMからウニオンへ移籍。2021/22シーズンのブンデスリーガでわずか4試合の出場に終わると、昨年7月にブラウンシュヴァイクへ1年レンタルにより加入していた。そのブラウンシュヴァイクでは、昨年10月から今年2月にかけてリーグ戦9試合つづけてスタメン出場。しかしチームが2部残留争いを繰り広げる中、3月以降は途中出場3試合と出場機会が激減。それでも最終節で87分間プレーし、チームも2部残留を決めている。

 ドイツ誌『ビルト』は先月末、遠藤の去就について「ウニオンと来年6月まで契約を残しているが、構想外だ」とした上で「ブラウンシュヴァイクは買い取りオプションを行使しないだろう。しかし両クラブが移籍金について合意に至れば、遠藤がブラウンシュヴァイクに残留する可能性はある」と伝えていた。

 そんな中、ブラウンシュヴァイクのペーター・ヴォルマンSD(スポーツディレクター)は今月はじめにクラブ公式サイトを通じて「選手本人、代理人、そしてウニオンとも緊密に連絡を取り合っている」とコメント。同選手の引き留めに動いていることを明かしたのだ。

 ブラウンシュヴァイクの来季構想に含まれているとみられる遠藤。ブラウンシュヴァイクとウニオンによるクラブ間交渉の行方に注目が集まる。