岐阜県南部の飛騨川漁協管内の白川では、アユ解禁間近。今シーズン、私が狙っているおすすめのポイントを紹介するので、参考にして大アユと遊んでみてください。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・栃井千万人)
白川の状況
岐阜県南部の飛騨川漁協のメインは白川で、他の支脈流は南から神渕川、赤川、黒川、佐見川、菅田川がある。増水時の逃げ場となる支流が豊富で、7m前後の短ザオを用意しておきシーズン通して楽しんでいる。
解禁日は2段階方式で、白川が6月10日(土)。
白川を除く支脈流と飛騨川本流が6月24日(土)。
網入れは例年に順じて管内全域8月27日だが、トモ釣り専用区の期間を去年より1週間延ばして9月16日までとした。
アユの天然遡上はゼロではないが、ほぼ100%放流と考えていい。総重量は12t弱で内5.5tが湖産。入漁券は去年と同じで、その琵琶湖産の大きさは10g前後で、8~10cmサイズが支流を含めて、万遍なく4月17日から放流を開始している。
解禁日にはスタートダッシュを決めてくれるだろう。残り半分は海産系の人工産で、梅雨明けから機能するだろう。
白川ポイント紹介
さて、今シーズン私が狙ってみたいポイントをいくつか紹介しよう。白川の解禁初期は東白川地区から上流が手堅い。
下流の白川町内でも良いが、場所ムラが出る年があるので、今シーズンも解禁日の釣果には注目している。
上流部の加子母地区も毎年良く、サイズが18cmまでだが数なら満足できるだろう。
その点、東白川地区ならば20cm級が望めるし、下流の白川町内とサイズは見劣りしない。
東白川でも五加地区が数型ともに毎年実績があり、その中心部が神矢橋周辺になる。私はその混雑を避けて昨年入った所は旧大口橋の300m下流で、不動滝公園が道路の山側(北側)にある前に立ち40匹ぐらい。サイズは18~20cm級がそろった。

釣れるアユの傾向
ここからは、釣れるアユの傾向を月ごとに説明していく。
7月
7月は中だるみと梅雨末期の増水があり、支流の黒川、赤川、佐見川などを巡っている。支流はアマゴ釣り同様で足で稼ぐ釣りで、7mの短ザオでガサガサやっている。
誰かが先にサオを出していたら思うような釣りができないので、早々の移動が釣果につながると念頭に置いている。

8月
8月になり水況が落ち着くと、白川で25cmオーバーの大アユが楽しめるようになる。増水後の引き水になり東白川地区の道の駅周辺へ昨年は大いに通い詰めた。

道の駅の茶の里・東白川から500m上流にある越原コミュニティーセンター前と、道の駅から1km下流の越原橋、その下流の新魚戸橋をやってみたら、お盆を過ぎたころから27cmを頭に30~40匹でドンブリ連発注意である。

9月
その釣果が9月初旬まで続き、9月10日に越原橋で27匹、28cmが最長寸だった。さらに大アユを求めて10月初旬まで白川町内から東白川地区まで足を運んだが、尺アユの声を聞くことはなかった。オトリは10月中旬まで限られた店だが営業しているので、それでシーズンは終了となる。

今年は漁協事務所でのアユの買い取りを再開する話があるが、日程は毎日ではないとのことで、希望する人は漁協へ確認されたい。
美濃加茂ICから30分でアクセスできるとあり、近年は遠方からの釣り人もあってにぎわう白川で、大アユと遊んでみてはいかが。



<週刊つりニュース中部版APC・栃井千万人/TSURINEWS編>
飛騨川漁協
電話:0574-72-1029