「SEIKO(セイコー)」が60余年ぶりに薄型メカニカルウオッチ「ゴールドフェザー」を「クレドール」の名を冠して蘇らせる。
7月8日(土)発売の限定モデルは、その名に相応しい品格と洗練性を兼ね備えている特別な一本だ。さらに、8月11日(金)にはレギュラーモデルも登場。
伝統と技術が息づくこの薄型メカニカルウオッチは、セイコーの誇りとなるだろう。
セイコー伝統の薄型ムーブメントが復活
「セイコー ゴールドフェザー」は、その名のとおり、着け心地が羽根に触れたように上品で柔らかい薄型ドレスウオッチであった。搭載された「キャリバー60」は、画期的な新設計によって開発された、中三針*腕時計のムーブメントである。厚さは2.95mmで当時、世界最薄であった。
そして1993年以降、「クレドール」を代表する薄型メカニカルムーブメントとして多くのモデルに搭載され、現在に至る。セイコーの薄型メカニカルウオッチの系譜を脈々と受け継ぎ、「クレドール」の名のもとに蘇った「ゴールドフェザー」は、まさに現代にふさわしい高級薄型メカニカルウオッチといえるだろう。
伝統と技術の結晶、新たな時代のマスターピース
「クレドール ゴールドフェザー」は、「セイコー ゴールドフェザー」をもとに、現代の高級薄型ドレスウオッチにふさわしいスペックとデザインにアップデートした新コレクションである。
「セイコー ゴールドフェザー」のケースは、5つのデザインコンセプトに基づき、優美でおおらかな造形と袖口に収まりやすい薄さの両立を追求。
新しい構造により、ムーブメントをケースに直接固定し、裏ぶたのサイズを最小化することで、腕に着けた際に実際の厚さよりも薄く見えるデザインとなっている。
かん足とベゼルは、熟練の職人によってザラツ研磨とダイヤカットが施され、繊細なシルエットを美しく際立たせるように煌めく。
ボックス型サファイアガラスは立体感を持ち、ダイヤルの上に柔らかい空間を作り出している。ダイヤルは外周に向かって緩やかにカーブし、放射仕上げによる艶やかな羽根のイメージが施されているのが特徴だ。
また、裏ぶたやかん足の裏側など、腕に触れる部分を全て曲面で構成することで、優しい着け心地になるよう配慮している。
イエローゴールドとピンクゴールドの、2種類のモデル
18Kイエローゴールドの限定モデルのダイヤルには、宙に舞う羽根をイメージしたスパイラル状の放射仕上げを採用。ダイヤルに直接彫りこまれたインデックス、ブランドロゴ、分目盛の陰影が上品で繊細な立体感をもたらす。
18Kピンクゴールドのレギュラーモデルは、ダイヤルに沿って曲げた極細のインデックスを採用し、視認性を一層向上させている。
両モデルともダイヤル下部に、1960年の「ゴールドフェザー」ロゴを現代的にブラッシュアップし、コレクションロゴとして印刷している点もファンにはたまらない。
限定モデルとレギュラーモデル、それぞれの個性と洗練されたデザインは、セイコーの伝統と技術の結晶である。新たな時代のマスターピースにふさわしい一本だ。
(akihiro takeji)
* 中心に秒針が付いたモデル
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